「肌の会社」は呼びかける。P&Gがアメリカで放映した差別反対CM
Case: The Choice
昨今(2020年6月時点)アメリカ国内で持ち上がっている黒人差別問題を受け、世界的な日用品メーカーのP&Gが制作したメッセージCMをご紹介。
画面いっぱいにクローズアップされた黒と白の肌をバックに差別への対抗を呼びかけ、自ら正しい道を選んで進むことを促したのです。
「私たちはどこで向かっているのか。」
「私たちはどう応えるべきなのか。」
「この現実を、何度も何度も何度も、見せつけられたときに。」
「私たちの命は、大事ではないのか?」
「私たちの命は、かけがえのないものだ。」
「白人としてアメリカに暮らすと、自分たちの生活の大切さを意識することがないのかもしれない。」
「なぜなら、それが当たり前とされてきたからだ。」
「しかし私たちには、力がある。」
「その力を、いまは使うべきときだ。」
「差別にノーを。」
「差別への抗いを。」
「挙げる言葉とはりめぐらせる想像力が、私たちにはまだまだ足りない。」
「いまこそ行動のときだ。」
「目を見張り、耳をすませ、考え、助け、投票しよう。声をあげ、壁を壊し、歩みを進めよう。」
「その選択は、力となる。」
「批評よりも、行動を選ぼう。」
「完璧さよりも、進歩を選ぼう。」
「私たちとともに、はじめよう。」
絞り出すようなヴォーカルをBGMに、クローズアップされた「肌」とメッセージ。日頃からスキンケア商品を多く扱う同社ならではの、真摯なメッセージCMでした。
(via Ads of the World)
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