あの人が見ているかもしれない。ブラジルのNPOがInstagramの人気ハッシュタグに行方不明者情報を掲載
Case: #FindHope
行方不明者家族の支援を行うブラジルの非政府組織・Impar Instituteが行ったPR施策をご紹介。
Instagram上で人気のハッシュタグを利用し、行方不明者の捜索願いを掲載したのです。
現在、世界では2,490万人もの人々が行方不明となっています。誘拐などの犯罪に巻き込まれた人、自ら行方をくらませてしまった人・・・その経緯はさまざまです。これまで行方不明者の捜索は最後の目撃情報に頼られてきましたが、それだけではもはや足取りは掴みきれないのです。
ひとりでも多くの人々の目に留めてもらうためにはどうすればよいか── たどり着いた答えはInstagramでした。
Impar Instituteは、Instagramで世界的に人気のハッシュタグに行方不明者の情報を掲載することで、世界中の人々に行方不明者の情報を見てもらう運動を始めたのです。
こちら実際の投稿画面。「#OSCAR2020(2020年オスカー賞)」「#GRAMMY2020(2020年グラミー賞)」といった、世界中の人々が注目するハッシュタグに、行方不明者の顔写真が投稿されました。
世界中の人々が見る場所に掲載するということで、有力な情報はもちろん、世界のどこかにいる行方不明者本人が投稿を目にし、帰りを待っている人の存在に気付かされるかもしれない──。 Impar Instituteでは、掲載された人々が見つかるその日まで、この運動を続けていくとのことです。
(via Activation Ideas)
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