虫がインフルエンサーに!?“映え写真”で訴えるミツバチ保護啓発キャンペーン
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私たちが毎日口にする野菜や果物の栽培には、ミツバチが大きな役割を担っていることをご存知でしょうか。現在世界中の農作物のうち、約7割もの種類においてミツバチが受粉を行っているそうでうすが、近年そのミツバチが急激に減少しているといいます。
特にヨーロッパでは、毎年25%の個体数が死滅しているという報告も出ており、このままでは生態系と農業に大きな打撃を与えかねません。
この問題に対処するために立ち上がったのが、フランスで50年の歴史を持つ慈善ネットワーク・Fondation de France。ミツバチの保護活動のための資金を集めるため、ハチをインフルエンサーに見立てたInstagramアカウントを開設しました。
内容はミツバチの『B』が世界各地を飛び回って撮影した写真を集めたもので、青く透き通った海辺でまったりする様子や、花のベッドに横たわって撮った1枚など、“映える”写真ばかり。
このアカウントを多くの人がフォローすることによって得られる広告収入を、ハチの生息地の確保や問題に対する人々の意識を高めるための啓発活動に充てることが狙いです。
Fondation de Franceによると、ミツバチは生態系と農業の中心的な存在なのであり、ハチを守ることは、人間を守ることにもつながるのだといいます。
虫をインフルエンサーにした映え写真で注目を集めた、ユニークなSNS施策のご紹介でした。
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