ターゲットはZ世代。ドリトスのロゴやブランド名を一切出さないキャンペーン
Case: logo goes here
1990年代後半から2000年生まれの『Z世代』は、幼い頃からインターネットが当たり前にある環境で育った、いわばデジタルネイティブ。SNSに精通する彼らの傾向として、ブランドから消費者への一方的な広告を嫌い、自分が興味のある広告を選んで観るという点が挙げられるそうです。
そんな特徴に着目したのが、スナック菓子のドリトス。若者をターゲットとする同社は、彼らの関心を引き付けるための一風変わったCMを公開しました。
YouTubeで公開されたCMには、ドリトスの名前やロゴは一切登場せず、代わりに街中の色々な場所にある“三角形”が映し出されます。
要は『Z世代が好まない、ブランドを前面に押し出した広告をやめよう』という発想なのですが、あえてロゴをなくしてしまっても、三角形を見ると何となくドリトスが連想されませんか?と示唆しているわけです。
ドリトスはCMだけでなく、SNSのアカウント名やHPのアドレスからも『doritos』の文字を消し去り『logo goes here』と表しています。
it us too pic.twitter.com/rQnXruO9Tf
— (@Logo_Goes_Here) 2019年8月29日
ロゴを見せなくても広告として成り立つのは、ドリトスの知名度があってこそ。若い世代の特徴を研究して話題性を高めた、大胆なプロモーションでした。
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