リンゴがバナナに!? CNNによる『#FactsFirst(事実ファースト)』キャンペーン
Case: LIES CAN BECOME TRUTH
昨年AdGangでもご紹介した、アメリカのニュース専門放送局・CNNによる『#FactsFirst(事実ファースト)』キャンペーン。同社を「フェイクニュース」を批判し、『アメリカファースト』を推し進めるトランプ大統領への皮肉を込めて「リンゴはリンゴ。他人がそれをバナナだといっても事実は変わらない」という内容のツイートをして大きな話題となりました。
“Some people might try to tell you that it’s a banana.” #FactsFirst pic.twitter.com/LbmRKiGJe9
— CNN (@CNN) 2017年10月23日
そして今年、11月6日行われた中間選挙の前に再度CNNが打ち出した『#FactsFirst』の施策がこちら。誰もがよく知るリンゴのモチーフをバナナに置き換えています。
『The Big Apple』のニックネームを持つニューヨーク市のデザインTシャツが『The Big banana』に。
ニュートンが万有引力の法則を閃いたのは、バナナが落ちてきたから。
『A banana a day keeps the doctor away (1日1個のバナナは医者を遠ざける)』。
アダムとイブが食べた禁断の果実は、リンゴではなくバナナ。
そして映像の最後は以下のメッセージで締めくくられています。
Lies can become truth, if we let them.
(嘘が真実になってしまうこともある、私たちがそれを許してしまえば。)
リンゴがバナナにすり替えられてしまったように、フェイクもいつの間にか既成事実として真実となり得てしまうのだという危険性を示唆し、真実を見極めることの大切さを訴えかけた『#FactsFirst』第2弾キャンペーンでした。
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