TVとネットで話題になり500万リーチ!ブラジルTV局の一風変わったタイポグラフィ・ポスター

Case: PRISMA Posters

ブラジルで最大のニュースチャンネル・GloboNewsが、視聴者に“信頼できるニュースの価値を”啓蒙するために、PRISMAというイベントを開催しています。

フェイクニュースに踊らされることなく、確かな情報をキャッチできるように、国内で最も権威のある専門家が集まって時事問題について議論を行うという趣旨のイベントです。

若者がこのイベントに関心をもてるように、若手デザイナーを起用したユニークなポスターを製作しました。

ポスターは「ソーシャルアントレプレナーシップ」、「新しい政治、新しい市民」、「スマートシティ」といった重要な社会テーマについて、タイポグラフィのみを用いて表現するというデザインが施されています。

タイポグラフィは“一見するとただの模様のようなデザインにしか見えませんが、ある法則を掴むことでメッセージを読み取ることができる”という特徴があります。今回タイポグラフィという表現手法を用いることで、市民に「ニュースの本質を見抜こう」、「上っ面の情報に騙されないようになろう」というメッセージをコミュニケートしているようです。

一つ目は「ソーシャルアントレプレナーシップ」をテーマにしたポスター。ポルトガル語で、“1 é 2,3 é 5”、英語では“1 is 2,3 is 5”とタイポグラフィで描かれています。

続いては「新しい政治、新しい市民」がテーマのポスター。ポルトガル語で“NOVAS CONVERSAS NOVOS OLHARES NOVAS IDEIAS”、英語では“NEW CONVERSATIONS NEW PERSPECTIVES NEW IDEAS(新たな会話、新たな見通し、新たなアイデア)”と表現されています。

最後は「スマートシティ」をテーマにした作品。ポルトガル語で“NOVOS PONTOS DE VISTA”、英語では“NEW POINT OF VIEW(新たな視点)”という単語が図柄になっています。

この施策はテレビやオンラインメディアを通して報道され、500万ものリーチを実現しました。ユニークなクリエイティブを通じて、視聴者の関心を引き寄せたポスターでした。

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