世界的アートに“足りないモノ”とは?臓器提供を呼びかけるウィットに富んだプリント広告

Case: The Missing Piece

イタリア臓器提供者協会(AIDO)が制作した、臓器提供を呼びかける思わずハッとさせられるプリント広告をご紹介。

誰もがよく知る絵画をモチーフにした3つの作品は、それぞれ“足りないもの”を補うクリエイティブとなっています。

・ゴッホの自画像

心身を病んだ晩年、自らの耳を切り落としてしまったゴッホ。彼の代表作である自画像に、新しい耳をあてがっています。

・レオナルド・ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』

眉毛のない『モナ・リザ』に、メキシコを代表する女性画家(繋がった極太眉毛が有名)フリーダ・カーロの眉を。

・レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』

『最後の晩餐』にまつわる謎のひとつである“キリストの左側にある空間”に、ゴッホの『ひまわり』を配置。

各作品には…

『EVERYONE NEEDS SOMETHING(誰だって、何かを必要としている。)』

というタグラインが添えられており、これらのアートが『耳』や『眉毛』や『花』を必要とするように、臓器移植を必要としている人たちがいる、ということを訴求しています。

臓器提供というシリアスなテーマを、ユニークな切り口で表現したクリエイティブでした。

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