ロシアによる軍事侵攻から1年、ウクライナ支援の今と、これからを見据えるオンライン報告会の開催を決定 プレスリリース

「女性と女子」にフォーカスした国際協力活動を行う公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパン(理事長:目賀田周一郎 事務局:東京都豊島区)は、2023年2月21日にウクライナ危機緊急支援事業のオンライン報告会を開催する。

2022年2月24日のロシア軍によるウクライナ侵攻直後、世界100か国以上で活動する国際協力NGO「CARE」は、ウクライナおよび周辺国において緊急人道支援を開始。世界中にはりめぐらされたグローバルネットワークと豊富な実績を活かし、これまでに95万人以上へ支援を届けてきた(2022年12月時点)。

ケア・インターナショナル ジャパンは「CARE」の一員として、日本国内でのファンドレイジングを行っており、今回の報告会ではウクライナの現状と支援活動の進捗、今後の課題などを伝えるとともに、ウクライナから日本に避難している女性へのインタビュー(録画)も公開する。「独立後最悪の冬」を迎えているウクライナの今とこれから、そして戦争によって突然日常を奪われた当事者の声に耳を傾け、現地の人々へ想いを寄せる機会とする。

【オンライン報告会概要】
■タイトル: 「ウクライナ危機緊急支援事業 オンライン報告会」
■日時:    2023年2月21日(火)19:00~19:45
■会場:   オンライン(Zoom使用、参加URLは申し込んだ方に送られる)
■参加費:  無料(どなたでもご参加可)
■申込方法: event@careintjp.org まで以下の内容を付してメールにて申し込む
<件名>「ウクライナ オンライン報告会申し込み」
<文面>お名前、ご所属(任意)
■申込締切:  2023年2月20日(月)17:00まで

【参考情報】
クラウドファンディング実施中!
■タイトル: 「ウクライナ支援|難民の9割を占める女性・子どもたちの明日を支えたい」
■期間:    2022年12月1日(木)~ 2023年2月28日(火)23:00
■目標金額:  300万円
■URL:   https://readyfor.jp/projects/care_ukraine_winter

今、最も必要とされている「4つの支援」
1.  極寒の中を避難する人々に、温かい寝床を提供するシェルター
ウクライナではエネルギーインフラへの攻撃が続き、厳冬のなか、再び、国境を超える人々が増加している。移動中に宿泊場所を見つけられない人々は野宿するしかなく、凍死の危険もある。

CAREは現地のパートナー団体とともに、避難場所の運営支援を強化している。また、キャッシュカードでの多目的な経済支援や、食事、交通、住宅支援、心のケアの支援、語学講座などのサービスも提供し、不慣れな土地での暮らしを手助けしている。

  シェルター「ウクライナ・ハウス」の様子
  ©Raegan Hodge/CARE

2.  戦争によってトラウマを抱えた人々への多様な心のケア
ウクライナ戦争によって、1,000万人以上の女性と子どもが悪影響を受け、ウクライナ難民の3分の1がうつ病、不安障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症すると予想されている(2022年8月時点)。

CAREは、現地のパートナー団体を通じて、心理社会福祉士を雇用し、戦争の影響を受けた人々に必要なカウンセリングサポートを提供。さらに、家族や子どものための救済活動のほか、匿名でのホットライン開設などを通じた情報支援なども行っている。

また、人々が自分の感情を適切に処理し、有用な対処法を学ぶのに役立つガイドブックを制作し、配布している。メンタルヘルスの専門家と直接話すことに抵抗がある人も、少なくないことが配布の背景にある。

  トラウマやパニックとの向き合い方を学べる冊子の配布活動
  ©CARE/Roman Yeremenko

3.  ウクライナ国内での戦闘激化により、病院や施設等で医薬品や医療機器が不足
CAREはパートナー団体とともに、病院やそのほかの医療施設をサポート。キーウ、ジトーミル、ハルキウなどの地域において、戦争で負傷した人々の命を救うために、献身的に働いている医師たちをサポートするとともに、医薬品や麻酔器、人口呼吸器、電気ベッド、高性能な医療機器などを提供している。

 ▼動画「【ウクライナ国内への医療支援】キーウ市第4病院からのメッセージ」

 

4.  ウクライナ難民の90%を占める「女性や子どもたち」への支援
CAREの強みであり、最大の特徴は、社会的に弱い立場におかれた「女性と女子」にフォーカスした支援展開。

戦闘から逃れるために、混乱の中、疲れ果てて国境に到着する女性や子どもたちが人身売買や搾取の危険にさらされることのないよう、難民登録をサポートし、付き添い、次の避難場所までの交通機関の調整を行うなど、様々な支援を行っている。また、母親が安心して授乳ができるスペースの支援や、おむつや粉ミルクなど乳幼児を伴っての避難に際して必要となる物資の支給など、妊産婦への支援にも力を入れている。

【団体情報】
国際協力NGO「CARE」についてhttps://www.careintjp.org
CAREは、1945年から100か国以上で人道支援活動を実施してきた世界最大級の国際協力NGO。現在、9,300人の高度な専門性をもつスタッフが、100か国以上において年間6,300万人に対し、自立のための支援を行っている。緊急人道支援においては、世界中にはりめぐらされたグローバルネットワークと、これまでの実績を活かして、近年では、シリア難民やロヒンギャ難民への人道支援、またアフガニスタンでの緊急支援などを通じて、大規模な支援を提供。

 公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパンについてhttps://www.careintjp.org/about/history.html
世界100か国以上で活動する国際協力NGO「CARE」の一員。第二次大戦後、米国市民が欧州の親戚らに緊急物資の詰まった「CAREパッケージ(ケア物資)」を届けたことが団体発足のきっかけ。ケア物資は、日本にも届き、1,000万人の日本人が支援を受けた。その支援を受けた人々が次は世界に恩返しをと、1987年5月、現在のケア・インターナショナル ジャパンを設立。災害時の緊急・復興支援や「女性と女子」の自立支援を通して貧困のない社会を目指している。昨2022年度に創立35周年を迎えた。

配信元: PR TIMES
企業プレスリリース詳細へ »

ランキング

最近見た記事

最新記事

すべて見る