「2m以内に妊婦さんがいます!」手すりのライトが“席譲り”を促す『進化系マタニティバッジ』
Case: Pinklight
少子化が深刻な問題になっている韓国。2015年には出生率1.24%を記録し、OECD加盟国の中でも最低水準です。
この出生率の低さには、妊婦に対する配慮のなさが影響している可能性も。そこで韓国釜山の公共電車は、妊婦が安心して電車に乗れるようにと、「ピンク・ライト(Pink Light)」と呼ばれる新たな取り組みを提案しています。
この取り組みを簡単にご紹介。
まずは妊婦にビーコンが搭載された専用の“マタニティバッジ”を配布。バッグなど常に身に着けているものに、そのバッジを取り付けてもらいます。
バッジを付けた人が電車に乗車すると、専用の電車の手すりに付けられた“マタニティライト”がピンク色に点灯。
妊婦の方に席を譲るよう促すサイン表示されるという仕組みです。
そして妊婦が無事に席に座ると、ライトが消えるようになっています。
この方法であれば、周囲の乗客が妊婦の存在に気が付きやすくなり、妊婦の方ももっと安心して電車に乗れるようになるはず。
人が多く慌ただしい都会では、ただでさえ他人に対して目を向けなくなりがちなもの。そんな都会であっても今回のような工夫をすることで、少しでも沢山の人が安心して暮らせる環境を整えていけるといいですね。
1