国境なき記者団 切手と消印スタンプで募金活動
Case:SPECIAL POSTMARK
本日は“報道の自由”をうたって世界中で活動している「Reporters Without Borders(国境なき記者団)」による、ダイレクトメール(通称DM)を有効に活用したプロモーションをご紹介します。
プロモーション背景と狙い
毎年世界では、無実の罪により投獄・拘束されるジャーナリストが数多く存在しています。
(2010年は1年間で約150人)
オーストリアの国境なき記者団は、このような問題に対する市民の理解を啓発するとともに、拘束されているジャーナリストを解放に導く活動への寄付金を募るためのプロモーションを世界人権デーに合わせて企画しました。
施策内容
国境なき記者団はまず、ジャーナリストが描かれた切手を新しく発行しました。
この切手は一般市民に送付される寄付を募るためのDMに使われましたが、このDMは郵便局にて、“牢屋の鉄格子にみえるデザイン“の消印スタンプが押されるようになっていました。
*郵便局では下記のような“牢屋の鉄格子にみえる“スタンプが切手に押されました。
これにより郵便局から届いたDMを受け取った市民には、「ジャーナリストが牢屋に投獄されている」というイメージを植え付けることに成功しました。
プロモーション結果
ドイツ、オーストリア、スイスの28もの新聞に取り上げられ、市民から多くの寄付が集まったそうです。
ナイスなプロモーション。
参考サイト
・Ads Of The World
http://adsoftheworld.com/media/dm/reporters_without_borders_special_postmark?size=_original
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