意味不明さは過去イチ!? Liquid DeathのとんでもないCM

鮮烈なアプローチで、とにかく話題性を重視した広告コミュニケーションを実施するブランドとして知られるアメリカのLiquid Death。

商材としては、奇抜なデザインではありますが、缶入りのミネラルウォーターというシンプルな飲料であるものの、これまでPR EDGEでも紹介してきたとおりその広告の多くはインパクト抜群。一部に至っては意味不明と言っても過言ではないでしょう。そんなLiquid Deathから新たな切り口で自社商品を魅力的(?)に描こうとした新作CMが公開されました。

“Liquid Death Will Help You Legally Cheat Through College(Liquid Deathを飲んで大学のすべての試験で合法的にカンニングしよう)”という一見するとわかりにくいタイトルのCMは「水には容器の形状を記憶するという性質があるため、学術論文の中身も“記憶”することができるはずである。だから大学在学中に多くの人が手に取るであろう研究論文や教科書の音声データをLiquid Deathの水に“聴かせる”ことで、Liquid Deathを飲めばその内容をすべて自分のものにすることができる」というとんでもないロジックの上に成り立っています。そもそも前提から間違っており、よく見ると映像内でも小さなフォントで「実際に科学的に証明されているわけではありません」という注釈が記載されていることが確認できます。

浮いた時間でパーティーができ、ハメを外しすぎて逮捕されても刑務所で人生にとって大切なことを学ぶことができるというどう考えてもマイナス要素を大真面目に描くことで、同社が広告においてはどこまでもふざけたい姿勢であることがうかがえます。歴代のLiquid Death施策のなかでもトップレベルで意味不明な内容が印象的な事例でした。

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