“毒まみれのゴミ” 競合商品をそう言い切ったLiquid Deathの新作CM
とにかく過激でインパクト抜群な広告コミュニケーションを行うアメリカの飲料水ブランド・Liquid Deathは、それ故に多くのファンとアンチを抱えています。今のところ、頑なまでに迎合することなく独自路線を進んでおり、このたび新商品「Liquid Death Killer Cola」のCMでも、競合ブランドへ盛大に喧嘩を仕掛けました。
Liquid Death Killer Colaはコーラ味の炭酸水で、その宣伝にあたってThe Toxic Avengerという不気味なデザインのマスコットキャラを仕立てました。このキャラは、危険な産業廃棄物の中に落ちてしまった結果、この姿へと変貌してしまったという設定を持ち、そんなToxic Avengerでさえも口にしない飲み物、それが砂糖だらけのソフトドリンクであるというのです。
動画では、学校の廊下でそんなソフトドリンクが大好きないじめっ子たちと口論を繰り広げ、砂糖が72グラム入っているドリンクを飲み続けているといずれは四肢が壊死する糖尿病のリスクがあると言い放ち、本当に腕を引きちぎってしまいます。
ラストカットでは画面に「毒だらけのゴミなんて飲むな」という強烈なフレーズが映し出されます。同じ味でも砂糖が90%カットされたLiquid Death Killer Colaの方が俄然身体にいいかもしれない……そんなメッセージを不気味なキャラクターに言わせることで、不思議な説得力を持たせたCMでした。
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