共働き家庭の送迎問題を解決。安全対策で親子に寄り添う「Uber Teens」とは
Uber Japan株式会社は、10代の子どもがスマートフォンアプリからタクシーを配車できるサービス「Uber Teens(ウーバーティーンズ)」を、2024年12月11日(水)より提供開始しました。
今回、保護者の管理のもとタクシーを呼ぶことができるのは、13歳〜17歳の子どもで、保護者が招待した家族アカウントから本人のUberアカウントを紐づけることで、子どものスマートフォンを使って簡単にタクシーを呼ぶことが可能となります。
共働き世帯では、「子どもの通学・習い事の送迎」が大きな負担となっています。子どもがスポーツの習い事をしている親への調査でも、母親の89.2%、父親の56.2%が子どもの送迎を行っており(※1)、保護者の送迎負担が課題となっていることがわかります。
さらに、「仕事があるため平日の送迎ができず、習い事の選択肢が狭まっている」といった声もあり、送迎の負担により、子どもがやりたい習い事をできない状況にも繋がっています(※2)。
同社は、新サービス「Uber Teens」を利用してもらうことで、子どもの「送迎問題」の解決を図り、共働き世帯の負担軽減を目指しています。子どものUberアカウントには使用上限額を設定することができ、習い事以外での無駄な利用を防止する機能も備わっています。
さらに、「Uber Teens」は、保護者が子どもの現在位置や乗車状況を確認できる「リアルタイム乗車確認」や、正しい車両・ドライバーかを事前に確認できる「暗証番号設定」機能など、子どもの安全を守るサービスが充実。利用者からの評価が高く、運転経験が豊富な優良ドライバーのみをマッチングするシステムや、乗車中に起動する「自動録音機能」など、最新のテクノロジーを活用した安全対策は、サービスの浸透を後押ししそうです。
新サービスの発表を受け、SNSでは「13〜17歳の利用を想定しているみたいだけど、帰りが遅くなりがちな中学受験層にもニーズありそう。」といった、13歳以下の子どもや塾の送迎への活用を期待する声や、「子供の送迎は都心部より車が必要なエリアで深刻な問題なのかなぁと思いました。」など、現在11都道府県からとなっている対象エリアの拡大を求める意見などが見られ、今後の展開にも期待が集まっています。
タクシーでの送迎サービスという便利さだけでなく、親子に寄り添う安全対策についてもよく考えられており、今後、子育て世代にどこまで広まっていくかが注目される本事例。企業活動と社会貢献を両立したサービスの開発は、CSV経営のお手本にもなりそうな取り組みです。
※1 参照元:「小学生のスポーツ活動における保護者の関与・負担感に関する調査研究 2021」笹川スポーツ財団
※2 参照元:「仕事と子育て等の両立を阻害する慣行等調査の結果について(内閣府説明資料)」
その他のマーケティング事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=26
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/
0