妄想と現実が入り混じったLionsgateのブランドキャンペーン

米カリフォルニアに本社を構えるLionsgateは「ソウ」シリーズや「ハンガー・ゲーム」シリーズでおなじみの大手映画製作・配給会社です。ジャンルを横断した作品を作り続ける同社は、“剥き出しの人間性”というインパクト抜群のキャッチコピーを中心に企画されたCMを公開することでそれぞれの作品の魅力を前面に打ち出し、競合他社との差別化を図りました。

 

3種類公開されたCMは、それぞれ異なる登場人物の“すべての理性を捨てて本能のまま行動したらどうなるのか”という妄想を中心に構成されています。静かにディナーを楽しむ2人の女性が登場するバージョンでは、無断でフライドポテトを食べる友人女性に対して苛立った主人公が“急に指に噛み付いたらどうなるんだろう”という妄想を繰り広げます。

 

寝具店の展示品に横たわる夫婦が登場するバージョンでは、周囲の目を気にせず互いを求め合う妄想が……。

 

また、貴婦人の視線が気になる庭師が主人公のバージョンでは、自意識過剰な性格が災いして思わず恥をかいてしまう様子が描かれています。すべての動画において、わたしたちは日常的に理性的な行動をしているのに対してLionsgateの作品に登場する人物たちは恐ろしいまでに本能的に生きていることを表現し、だからこそ退屈な日々に最適なスパイスになりうるということを訴求しました。

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