多民族国家UAEで起こるミスコミュニケーションをもとに制作したCiti銀行のラジオ広告

人口の約8割を外国人が占めるアラブ首長国連邦(UAE)では、言語やアクセントの違いによって聞き間違いや混乱が生まれてしまい、ビジネス上ミスが増える要因にもなっています。これを解消すべく、大手銀行のCitiが、オンライン決済・送金機能の利用をすすめめるラジオ広告「LOST IN TRANSLATION」を制作しました。

ラジオ広告では、電話でやり取りするカスタマーサービス担当者と顧客の会話からなっており、担当者は英語で、客の男性はアクセントの強いアラビア語で話しているのですが、お互いに別の言語で話していることにすら気づいておらず、会話が全くかみ合いません。

担当者:おはようございます。今日はどのようなご用でしょうか?
客:今日のドルのレートを教えてください。
担当者:ドルが……何になるですって?
客:コウモリ? コウモリってどういう意味ですか?
担当者:魚? ここではお金に関する業務しか取り扱っていません。
客:そう、お金だよ! いくらか送金したいんだ。
担当者:現金を引き出したいのですか?
客:違うよ、送金したいんだ。
担当者:シーバス?

この国ならではのミスコミュニケーションを広告に使用することで、危うさをユーモアとともに伝え、オンライン決済・送金機能の利用を促しています。

その他の広告事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=24

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