【Pick of the week】今週の国内事例ピックアップ 1/10
直近でリリースされたもの・話題になったもの等、日本国内のクリエイティブ事例・キャンペーン事例をAdGang目線で独自にピックアップしてご紹介する「Pick of the week」。
今回は、そごう・西武、名古屋鉄道、宮崎大学/NEXCO西日本九州/九州アイランドワーク、JR東日本、ライオンの事例をご紹介。
1: 下から読むと意味が大逆転するコーポレートメッセージ広告(そごう・西武)
そごう・西武は、企業活動の方針を明確化する、2020年最初のメッセージ「わたしは、私。」を、同社の全15店舗店内でのポスターや1月1日の朝刊新聞広告にて発信。
広告モデルには、幕内最小の力士・炎鵬晃さんを起用。どんな大きな相手にも、自分らしい技で立ち向かう炎鵬さんのように、「たとえ劣勢にあっても、勝負をあきらめず逆転を狙おう」というメッセージが込められているという。広告に掲載された「大逆転は、起こりうる。
わたしは、その言葉を信じない。」からはじまるコピーは、上から読んだ時と、ひっくり返して下の文章から読んだ時ではまったく違った意味になる仕掛けが隠されており、SNSを中心に多数シェアされた。
2: 電車の音で制作したリラックスミュージックで受験生を応援(名古屋鉄道)
名古屋鉄道では、「RELAX」をテーマに、「名鉄グループ受験生応援企画『MEITETSU SAKURA PROJECT.』」を、昨年11月28日(木)から3月31日(火)まで実施。当企画において、名鉄電車の音で制作したリラックスミュージック「Rail Yell/Relaxing Rhythm for Study」を、1月9日(木)より公開。
この曲では、電車の走行音や車内のアナウンス音、踏切の音など名鉄が奏でる様々な音をサンプリング。Rail(=鉄道)からの、Yell(=応援歌)という意味を込めて制作された本曲。制作にあたり、音響の研究を専門としている名城大学の西野隆典教授協力のもと、名鉄電車の音とリラックス効果に関する調査を実施。名鉄電車の音には、集中力アップやリラックスできる効果があるとして注目を集める「1/f ゆらぎ」があることが判明したという。
3: 高速道路のSAにコワーキングスペース設置(宮崎大学/NEXCO西日本九州/九州アイランドワーク)
国立大学法人宮崎大学 地域資源創成学部、NEXCO西日本九州支社、九州アイランドワークは、全国の高速道路では初となる、高速道路のサービスエリア(SA)にコワーキングスペースを設置。場所は、E10宮崎自動車道 山之口SA(上り線)で、期間は1月20日(月)から2021年3月末までを予定。
本取り組みは、高速道路が潜在的に持つ可能性創造の観点から、コワーキングスペースを介した新たな移動形成等について、3者で共同研究・社会実験を行うものとなっている。専用アプリをダウンロードし、利用時間に応じて利用予約を行うことができる。
4: 山手線限定の音声コンテンツで東京のストーリーを発信(JR東日本)
JR東日本「東京感動線」は、ラジオ局・J-WAVEとコラボレーションし、1月13日(月・祝)9:00に、山手線の沿線で育まれる感動ストーリーを発信する9時間の特別番組を放送。さらに、2月には「⼭⼿線RADIO powered by J-WAVE」と題して、一部の山手線車内にて同番組発の特別な⾳声コンテンツ配信を予定。東京の中心的な役割を担う山手線を基点に、駅、街、人との魅力的な出会いによって感動体験ができる個性的で心豊かな都市生活空間「東京感動線」では、東京で育まれる感動ストーリーをJ-WAVEと山手線で発信していくとしている。
5: キャップがコップに オフィスでの昼歯磨き促進(ライオン)
ライオンは、オフィスでの昼歯みがきに便利なコップ付きオーラルケアセット『MIGACOT(ミガコット)』を4月1日(水)より全国で新発売すると発表。生活者の多くが職場で日中を過ごすなか、オフィスなどの職場で「昼食後に歯をみがいている」人は40%で、「昼も歯みがきをしたいが、できていない」人は22%という実態が同社調べで分かった。
さらに、歯みがきができない理由の一つに、オフィスで携帯用歯みがきセットを使う際に「歯みがきセットを持ち歩くのは生活感が出て恥ずかしい」「コップがなくて口がすすぎづらい」「通気性や衛生面が気になる」など様々な不具合を感じていることも明らかになったことから今回のセットの設計に至った。昼の食事のあとに歯を磨くことは、口臭を防ぐだけではなく、むし歯を防ぐことにもつながるという。
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