【Pick of the week】今週の国内事例ピックアップ 12/14
直近でリリースされたもの・話題になったもの等、日本国内のクリエイティブ・キャンペーン事例をAdGang目線で独自にピックアップしてご紹介する「Pick of the week」。
今回は、東京西川、メルカリ、KADOKAWA、ルミネ、イモトのWiFiの5つの事例をご紹介。
1:本物の“羽毛ふとん”が電車の中吊り広告になって出現(東京西川)
東京西川は、11月26日(月)〜12月2日(日)の期間、東京メトロ全9路線(各線1編成限定)の中吊り貸切電車にて、前代未聞の本物の“羽毛”を使用した「ふとん型」特殊中吊り広告を展開。
同社は、身近過ぎて注目されにくい日常品である“羽毛ふとん”にスポットライトを与えるべく、本物の羽毛を使った“羽毛ふとん”中吊り広告を発案。熟練した職人によりひとつひとつ手作りで仕上げられた作品となっている。また同時に、眠りにまつわる共感をユニークに伝える「川柳」中吊り広告なども配置し、車内全体をユニークに演出。本広告の掲出期間には、実際に思わず「触ってしまった」などとSNSで多数写真がシェアされた。
2:サービスの特徴を量販店風新聞折り込みチラシで紹介(メルカリ)
メルカリは、北海道72万部、愛知120万部の合計192万部の新聞折り込みチラシを12月に展開。“徒歩0分!スマホの中でオープン!”や“24時間営業中”など、アプリならではの特徴を量販店風のキャッチフレーズで打ち出した。
本チラシは、ファッション・家電・バラエティ商品カテゴリーの3パターンを用意。それぞれの掲載商品は、すでに売却済みで購入できないが、類似商品はあることから、ユーザーに探してもらうことを想定して紹介。今回の狙いは、主に新規客に向けて、メルカリの中でどんな商品が売買されているのかを知ってもらうことであったことから、普段Webに触れない人でも手に取る新聞折り込みチラシ広告を初めて実施した。
3:スマホのフラッシュをONにして撮影!ヒロインを救出できる秋葉原駅広告(KADOKAWA)
KADOKAWAは、電撃文庫『青春ブタ野郎』シリーズのヒロインである桜島麻衣が、他人から自分の姿が見えなくなる「透明化現象」に悩まされるというストーリーにちなみ、“麻衣さん救出ミッション”を設定した駅広告を、JR秋葉原駅・中二階コンコース(パノラマ秋葉原)にて、12月10日(月)~16日(日)に掲出。
JRでは初の実施となる“フラッシュプリント”を使用した本広告は、スマホのフラッシュをONにして撮影し、麻衣さんを「救出」すると、イラストとメッセージが浮かび上がるギミックになっている。作品内容と連動したストーリー性のある広告となっている点が特徴だ。なお、本広告を撮影し、ハッシュタグ「#青ブタ100万部」と一緒にツイートした人の中から抽選で1名を、映画『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』(2019年公開)の舞台挨拶つき上映会にペア招待する。
4:マッチ売りの少女をもっとハッピーエンドに!クリスマス限定ドラマ「MATCH girls」(ルミネ)
ルミネは、『HAPPY HAPPY HAPPY END LUMINE CHRISTMAS 2018』キャンペーンのスペシャルコンテンツとして、クリスマス限定ドラマ『MATCH girls』を、12月10日(月)より特設サイト及びYouTubeにて公開。また、LUCKY TAPESが歌う主題歌『ワンダーランド』のドラマ連動ミュージックビデオも同時に公開。
本ドラマは、「セトウツミ(少年チャンピオン・コミックス/秋田書店)」で一躍脚光を浴びた此元和津也氏が、今年のルミネのクリスマスキャンペーンのメッセージである「ハッピーエンドにしませんか。」をテーマに、アンデルセン童話不朽の名作「マッチ売りの少女」を現代の東京を舞台にハッピーエンドの物語としてリメイクした意欲作。クリスマスイブのとある喫茶店で繰り広げられる二人の女性の会話劇となっている。
なお、12月19日(水)〜25日(火)には、都営大江戸線・六本木駅をジャックした広告も展開。12月23日(日)には1日限定で、シネ・リーブル池袋にて映画館上映イベントも開催する。
5:人とつながることの大切さを再認識できる『つながらないレストラン』(イモトのWiFi)
エクスコムグローバルが展開する海外用Wi-Fiルーターレンタルサービス「イモトのWiFi」は、クリスマスに合わせてあえてスマートフォンのインターネット環境を遮断し、人とつながることの大切さを再認識できるレストラン「イモトのWiFi」presents『つながらないレストラン』 を12月20日(木)から期間限定で2日間、五反田にオープン。なお、席数は1日10組限定(2名~4名)で抽選予約制だ。
本レストランでは、入店時の条件としてスマートフォンを機内モードに設定し、インターネット環境を遮断してもらうことで、一緒に食事をする人と大切な時間を過ごしてもらう“デジタルデトックス”を目的としている。一方、食事の値段設定はなく、お客自身に決めてもらうスタイルだ。そして、その食事代は「こども食堂」に全額寄付され、来店客の想いが子どもたちにとって忘れられないクリスマスの思い出となる仕組みだ。なお、食事の写真撮影やイベント後のSNS投稿はOKとしている。
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