キャセイパシフィック航空、上空1万メートルで味わう“機内専用ビール”を開発
Case: BETSY BEER
上空1万メートルを飛んでいる飛行機の機内では、気圧の変化や騒音によって私たちの味覚は30%ほど鈍くなることをご存知でしょうか。
いくつかの航空会社ではこの点を踏まえ、甘みと塩気を少し強めにした味つけの機内食を用意しているそうですが、香港を拠点にするキャセイパシフィック航空は、世界初となる“機内専用のクラフトビール”を開発しました。
様々な条件のもと、機内で美味しく味わえるビールを研究した同社は、地元香港のビールメーカーに協力を仰いで、醸造の技術やレシピなどについてのアドバイスを受けた結果、通常よりも10%炭酸を強くした無濾過ビールを製造することに成功。
『BETSY』と名付けたこのビールには、ビタミンやミネラルが豊富に含まれているほか、酵母のもつ風味を楽しめます。さらにリュウガンという果物や少量のはちみつなどのフレーバーを添加することで、まろやかさと口当たりの良さを加えているとのこと。
『乗客のニーズを最優先する』というモットーを掲げるキャセイパシフィック航空が、ビール好きの旅行者のためにこだわりぬいて作りあげたこのビールは、ソーシャルメディアやオンラインニュースで大きな注目を集めました。
BETSYは3月1日から4月30日までの期間限定で、香港-イギリス間のファーストクラスおよびビジネスクラスで提供されているということです。
(via Cathay Pacific)
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