【Pick of the week】今週の国内事例ピックアップ 7/1

直近でリリースされたもの・話題になったもの等、日本国内のクリエイティブ・キャンペーン事例をAdGang目線で独自にピックアップしてご紹介する「Pick of the week」。

今回は、VOGUE JAPAN、フジテレビ・ノイタミナ/カヤック、富士フイルム、ユニリーバ、湖池屋の5つの事例をご紹介。

1:「ファッションぬり絵」(VOGUE JAPAN)

女性ファッション誌『VOGUE JAPAN』では、6月28日(火)発売の8月号の綴込付録として、ヴォーグ初の読者参加型キャンペーン「ヴォーグのファッションぬり絵」が登場。現在、国内外で話題になっている「大人のぬり絵」だが、今回本誌に登場するのは、世界大戦の終焉により世界が再び美しいものを欲するようになった、いわば“世界がモードに魅了された時代”である1950年代の『VOGUE』の表紙やファッションフォトをイラストに起こしたもので、その時代を代表する美しいディオールのイブニングドレスやシャネルのカーディガンスーツなどに、読者の自由な感性で色をつけて楽しむことができる。

応募方法は、インスタグラムでVOGUE JAPANのアカウント(voguejapan)をフォローし、自分のぬり絵をハッシュタグ #coloringvogue で投稿するだけ。エディターが選んだ優秀者3名には『VOGUE JAPAN』定期購読1年分をプレゼントされ、さらに、公式サイトで作品が紹介される。応募期間は6月28日(火)から7月27日(水)まで。

2:名前を呼ぶバッテリーワンフレーズドラマ(フジテレビ・ノイタミナ/カヤック)

バッテリーアニメ化記念3大プロジェクト

累計発行部数1000万部のベストセラーを記録する青春野球小説『バッテリー』(あさのあつこ著/角川文庫刊)刊行から20年の節目に、7月14日(木)よりフジテレビ・ノイタミナ(深夜アニメ放送枠)他にて放送を開始する本作のアニメ化を記念して、6月30日(木)よりフジテレビ・ノイタミナと面白法人カヤックとの3大プロジェクトが始動。

その第1弾が、「あなたの名前を呼ぶバッテリーワンフレーズドラマ」。本サイトは、バッテリーの主人公である巧と豪が、サイトに訪れた人のニックネームとともに、ワンフレーズのセリフを語りかけるというコンテンツ。サイト公開に先駆け、6月30日(木)18:00~7月5日(火)22:00までの期間限定で、同サイト内にて呼ばれたいニックネームの募集を開始。応募方法は、バッテリー公式Twitterアカウントをフォローの上、呼ばれたいニックネームをツイート。抽選で当たったニックネームは、巧と豪の声優、内山昂輝氏と畠中祐氏による収録を経て、本サイトの公開時に登場する。なお、抽選のニックネームの他にも、ニックネームは数十パターン用意される、より多くの人に新たな作品の世界観を楽しんでもらえるようになっている。

3:空飛ぶ力士に、撮る行司!?“空中土俵入り”ムービー(富士フイルム)

空中土俵入り

富士フイルムは、スマートフォンで撮影した画像をわずか10秒でカードサイズのチェキフィルムに出力できるプリンター、“スマホ de チェキ”「instax SHARE SP-2(インスタックス シェア エスピー ツー)」の発売に先駆けたプロモーションとして、世界初の空中土俵入りの様子を撮影した WEB ムービー「空中土俵入り Flying SUMO Wrestler」を6月27日(月)より特設サイトにて公開。

本映像では、「instax SHARE SP-2」の魅力をより多くの方に伝えるためのプロモーションとして、高度4000メートルからまわしを着けた“力士”がスカイダイビングをしながら、空中で土俵入りに挑戦。上空の気温は-10度以下で、落下速度が時速300km以上に達する中、力士は、猛烈な風圧を受けながらまわしを叩き、四股をふみ、気迫のこもった土俵入りを行う。 “行司”は、共にスカイダイビングをしながら “力士”に接近し、360度のあらゆる方向から土俵入りをスマートフォンで撮影。そして、降下しながら選んだベストショットデータを地上の着陸地点に置かれた「instax SHARE SP-2」に送信。すると、画像はすぐにプリントアウトされ、地上で力士と行司を待ち構えているという最後だ。CG は一切使用していない。商品の発売は7月15日(金)。

4:働く人の頭皮をいたわる社内サポート制度「着帽手当」(ユニリーバ)

着帽手当

ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティングが展開する、頭皮ケアシャンプーブランド“CLEAR(クリア)”では、 「過酷な頭皮環境と、戦う者たちへ。」をコンセプトに、帽子を被って働く選手や社員に向けた、シャンプーを支給する世界初の社内サポート制度『着帽手当』プロジェクトを発足させた。

本制度は、着帽を必要とするチームや企業の総務・人事ご担当者が法人向けWebサイトで注文をすることで利用することができる。ユニフォームの帽子とは、働く人にとって、安全や衛生を守ることはもちろん、プロとしての誇りでもある。しかし、実験によると、帽子内は運動後30分で熱帯雨林レベルの不快環境になるともいわれ、長時間の着用による汗やムレは、髪や頭皮への負担となり、パフォーマンスの低下につながることもある。そこで、働く人の心身をいたわる保養所やスポーツジムのように、頭皮をケアするシャンプー支給制度をという想いから、本制度がはじまった。本動画のコンセプトは、ただ“帽子を被る”のではなく、“着帽”という行為に秘められた、誇り・意図・目的・機能性・その裏側に潜む危惧を表現している。

5:「カラムーチョ」vs「すっぱムーチョ」“夏ダ!ムーチョ頂上決戦”火花散る熱戦開幕(湖池屋)

湖池屋は辛いものや酸っぱいものがほしくなる夏本番に先駆けて、辛味系の代表ブランド「カラムーチョ」、酸味系の代表ブランド「すっぱムーチョ」の夏限定パッケージ商品を6月20日(月)より全国・全チャネルにて発売。そこで、今夏はこれらの登場にあわせ“夏ダ!ムーチョ頂上決戦キャンペーン”をTwitterアカウント、コイケヤキャンペーン【公式】(@koikeya_cp)上にて6月28日(火)より実施。

企画の背景としては、1984年発売以後、激辛ブームの火付け役となった「カラムーチョ」に対して、1993年発売の「すっぱムーチョ」が、「カラムーチョ」と比較とすると、落ち着いたプロモーションを進めてきたことにある。実は女性を中心に支持される「すっぱムーチョ」も、「カラムーチョ」とは異なる一つの独立したブランドとして、自身の存在を世の中にアピールしても良いのではないかという結論から本キャンペーンの実施に至った。そこで、「カラムーチョ」、「すっぱムーチョ」どちらが支持者を多く集めることができるのか、twitterのリツイート数で勝負。それぞれの商品の応援ツイートをした人の中から抽選で商品が当選する。期間は6月28日(火)~7月3日(日)まで。

 

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