いいねが700%増加!「FBのタグ付け機能」を活用した、健常者に伝わる“点字メッセージ”

Case: The first post in Braille

視覚障害を持つ人たちが読み書きの手段として使用する、点字。80年以上にわたり、ペルーで視覚障害者の自立支援のために様々な活動をする団体・The National Blind Unit(UNCP)は、その点字とSNSを組み合わせたユニークなキャンペーンを打ち出しました。

同団体が自身のFacebookアカウントに投稿したこちらの画像、点字で何か文章が書かれていますが、もちろん読み方を知らない人には何が書いてあるか全くわかりません。

しかし実はそれぞれの単語にはタグがつけられており、カーソルを合わせるとその意味が表示されるようになっています。

記されていたメッセージは以下の通り。

健常者の皆さんに点字を読んでほしいと思っているわけではありません。ただ私たち視覚障害者に対し、関心を持ってほしいのです。

“健常者に向けた点字のメッセージ”というアイディアは人々に新鮮な驚きを与え、各ソーシャルメディアを中心に広く注目を集めました。さらにラジオやオンラインニュースサイトで紹介されると、UNCPに対する「いいね!」の数は700%も増加したそうです。

点字自体は公共の場などでよく見かけるものですが、実際に何と書かれているのかまでは気にしない健常者が大半だと思います。

UNCPではこの広告を通じ、認知度アップおよび団体が行う活動に対する理解と協力を求め、さらに障害を持つ人と持たない人が互いを区別することなく共に暮らしていけるような社会づくりを目指しています。

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