電話相談件数が320%増加!読者の意表を突くインタラクティブな雑誌広告
Case: Fake up
今や雑誌やWebに掲載されているセレブやモデルの広告写真は、フォトショップで修整・加工されているのが当然だと大勢の人が認識しています。それゆえ、修整前の写真が表ざたになった際には、人々の知りたい欲求を喚起して、衆目を集めることが多々あります。
そんなインサイトに着目してアルゼンチンのとある慈善財団「La Casa del Encuentro」は、読者の意表を突くユニークな雑誌広告を作りました。そのクリエイティブがこちらです。
「Over Lady」という名の化粧品を告知するために、メイクアップした綺麗な女性の姿が描かれたビジュアル。
左下には「写真をスマホでスキャンしてみてください。メイク前の姿が見られ、Over Ladyのパワーがわかりますよ」と記載されています。
興味を持った読者が実際にスキャンすると…
痛々しいアザだらけの姿がディスプレイに写し出されます。
そして彼女は「DV被害を受けている女性の10人中9人は、被害を受けていることを隠します。私もその1人です。声に出しましょう。隠さないで。」と語りかけるのです。
彼女が話し終えた後、画面をタップすると、同財団のホットラインにダイレクトに繋がるという仕掛けでした。
このキャンペーンの期間中、同財団への相談電話は320%も増加したといいます。
読者の予想を裏切ることで関心を呼び起こすことに成功したインタラクティブな雑誌広告でした。
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