『Tinderで超美人とマッチングしたと思ったら…』 男心を利用した映画「Ex-Machina」のデジタル施策
Case: Catfishing
毎年3月にアメリカ・テキサス州で行われる、音楽、映画、インタラクティブの世界最大規模のアートイベント・SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)。このSXSWに出品された「Ex-Machina」という映画のプロモーションに、出会い系アプリ・Tinderを活用した事例をご紹介します。
「Ex-Machina」は、スウェーデン人俳優・Alicia Vikanderさんが演じる人工知能を持つロボット・Avaを主人公にしたストーリー。そこでこの主人公のロボットのTinderアカウントを作成し、SXSWを訪れたTinderユーザーの男性たちにメッセージを送ったのです。
メッセージを受信した男性たちは、まさかマッチングした相手がロボットとも知らず、チャットに応じます。
「誰かを本気で好きになったこと、ある?」
「私のどんなところが魅力的?」
次々と質問を投げかけかけてくるAva。男性からしてみれば、この時点でちょっと脈ありかと思ってしまいそうですが、このやりとりは自動返信されるシステムになっていて、実は男性がどんな返信をしようとAvaからの会話は同じです。
しばらくやりとりをした後、Avaは「あなたのこと、気に入ったわ。私のインスタグラムアカウントをチェックしてね。」と男性に告げます。美人の女性と仲良くなれた、と内心ホクホクの男性が彼女のアカウントを見ると…それはEx-Machinaのプロモーションページだったという仕掛け。
オチを知ってがっかりした男性ユーザーの皆さんには気の毒ですが、映画への興味を素晴らしくそそられる、秀逸なプロモーションでした。
出会い系アプリ「Tinder」を活用した施策に関心のある方は下記もご覧ください。
・Tinderを活用したプロジェクト(まとめ)
(via PR Examples)
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