ウクライナの通信会社が開発、素人でも怪我人に応急処置をすることができるアプリ

Case: First Aid App

ロシアと国境を接するウクライナでは、現在、独立を目指す親ロシア派vs政府の治安部隊の抗争が続いています。革命という名の対立により、多くの人が命を落とし、重傷を負いました。

病院に怪我人が続々と搬送されるという状況の中では、自分たちでもある程度の手当てをしなければなりません。しかし医療従事者でない人にとっては、怪我をした人に適切な処置を施すのは非常に難しいことです。

そのような状況下にあってウクライナの通信会社・Kyivstarは、“応急処置の仕方を教えてくれるアプリ”を開発しました。心臓マッサージのやり方や骨折した際の添え木の当て方など、怪我に対処する方法を教えてくれるというものです。

医師の監修のもと、動画を用いて分かり易く説明をしたり、GPS機能を使って、現在地から最寄りの医療機関までの地図で表示してくれたりと、様々な機能が充実しています。

このアプリはウクライナ国内で「メディカル」の分野で人気アプリのランキング1位、またすべてのジャンルの中でも20位以内に入るなど、その有用性を認められています。

人々が医療や応急処置の知識をつけることは確かに素晴らしいことではありますが、このアプリを多くの人が必要としなくなる日が一日でも早く訪れることを願います。

動画はコチラ

Kyivstar First Mobile Aid App Case Video from GUK on Vimeo.

参考サイト

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http://adsoftheworld.com/media/online/kyivstar_boris_clinic_first_mobile_aid_app