そこまでやるの…。激しすぎるプロ根性をユーモラスに描いたプリント広告
Case: Sound Design
テレビドラマや映画で“そのリアルさ”を表現するために、そしてCMやラジオでは状況をわかりやすく表現するために、非常に大切な役割を果たす「効果音」。
本日ご紹介するのは、その効果音を制作している「効果音屋さん」のプリント広告です。
録音スタジオで水着になって佇む女性。見つめる先にはテレビ画面。
まるで「ジョーズ」のような映画のワンシーンが映し出され、海でサメに追いかけられている女性が必死に泳いでいます。そして、よくよく見ると水着の女性の足下には水槽と猟で使われるようなトラバサミが。
つまり、映画の中で女性がサメに食べられてしまう瞬間に合わせて、トラバサミがナレーターの女性の足を挟み、リアルな叫び声を再現しようというもの。
キャッチコピーは以下の通り。
For the love of sound.(愛しの効果音のために)
いやはや、リアル追究しすぎでしょ!と思わず突っ込みを入れたくなってしまいます。
続いては、アニメの効果音を制作しているシーン。
テレビモニターの中では、「トムとジェリー」のようなキャラクターのやりとり。ウサギのキャラクターが感電させられてます。その感電シーンに合わせて、現実でもウサギに電極を当てて感電を・・・
って、それはさすがに動物愛護的に問題あるでしょ!ずいぶんシュールな切り口ですね。。。
最後は再び映画のワンシーン用の効果音。
動物を縛り上げている男性が登場しているシーン。そばには火が焚かれています。
録音ブースの男性がお尻を突き出して、そこにアイロンを当てようとしている、ということは、男性か動物か、どちらかがヤケドを負うのかな、というところまでは想像できますが・・・
愛する効果音のためとは言え、ずいぶん体を張るんですね・・・お尻の治療に労災が下りることを願うばかりです。
以上、効果音屋さんというわりと専門的で珍しい業種の広告でした。
とてもユニークだったり、シュールなアプローチがあるのは、業界人に向けた業界ウケするネタとしてのアプローチだからかもしれませんね。
Written by Chiba Yuki
参考サイト
Ads of the World
http://adsoftheworld.com/media/print/capitaine_plouf_music_sound_design_sound_1
http://adsoftheworld.com/media/print/capitaine_plouf_music_sound_design_sound_2
http://adsoftheworld.com/media/print/capitaine_plouf_music_sound_design_sound_3
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