電車の待ち時間にスマートフォンでお買物

Case:Subway Virtual Store

2011年Cannes Lionsでメディア部門のグランプリを獲得したプロモーション。

背景・課題

韓国のスーパーマーケット大手「Home Plus」が業界2位まで業績を伸ばしていたものの新規店舗を開店することなく、業界1位のE-martに追いつくこと。

プロモーション方向性

世界で労働時間が2番目に長いと言われる韓国国民のライフスタイルを踏まえて、貴重な休日にスーパーマーケットの店舗に行く手間を省き、電車の待ち時間を有効に市民に利用してもらうことを企図。

施策内容

コンセプトは地下鉄構内に“バーチャルストア”を設置するというもの。

具体的には、地下鉄の構内に「Home Plus」の実店舗と同じように様々な商品が陳列されているビジュアルのディスプレイを制作、設置した。

ディスプレイに写し出されている商品にはそれぞれQRコードが記載されており、地下鉄利用者はスマートフォンで各商品のQRコードを読み込むことで、該当する商品をオンラインで購入することができ、その商品を自宅まで届けてもらうことができた。

結果

スマートフォンを活用して10,287人のユーザーが新しくショッピングを行うことにより、新規顧客が76%、売り上げは130%増加した。

生活者の行動様式を踏まえた上で、彼らの課題を解決しうるソリューション(メディア)を提案することにより、新しい市場を開拓することに成功したケース。

これは素晴らしいマーケティングですね。とても参考になりました。

QRコードを活用したプロモーション事例に関心のある方は下記もご覧ください。
世界のQRコード広告/プロモーション(まとめ)

参考サイト

・Ads Of The World
http://adsoftheworld.com/media/outdoor/homeplus_subway_virtual_store

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