レッドブル・タイのCSRプログラム “Our Hope”
Case:Red Bull Sprit 2009 TVC “Our Hope”
元々タイ国内において消費者から高い評価を得ていたレッドブルが、自社の社会貢献に対する意識(ボランティア精神)をタイ国民にアピールすることにより、マーケットでの地位を確固たるものにしようとプロジェクト。
施策ポイント
CSR活動への市民の参加呼びかけから、活動の経過報告までを随時TVCMを中心に各媒体を通じて継続的に発信すること。
施策内容
タイ国内で市民を巻き込んだローカライズされたCSR活動を立て続けに実施したプロジェクトRed Bull Sprit 2009 TVC “Our Hope”。
1.このプロジェクトは、2008年3月にタイ全土での慈善活動とコミュニティ・プロジェクトを行うことを目的にボランティアを募集することから始まった。
2.「文化財の保護」や「知的障害者の子供の世話」、「安全な食料の確保」などが社会貢献活動のテーマとして設定された。
3.プロジェクトを呼びかける最初のTVCMのメッセージは、“あなたはどれだけの時間を持っていますか?”というものだった。
4.2009年7月~8月にかけて約6週間オンエアされたTVCMでは、現地の人々と共同で行ったボランティア活動の進捗/成果を紹介した。
5.TVCMで紹介した具体的なボランティア活動の内容としては、「現地の植物や野菜を育て保存する活動」や、「サステナブル(持続可能)な生活意識を高める活動」や、「海岸線を保持するためにマングローブ林を育てる活動」など。
6.このコマーシャルの撮影場所はボランティア活動が行われた場所であり、俳優などは使用せずに現地で実際に活動した市民が出演した。
7.特に多くの視聴者が強い印象を持ったTVCMとして、現地イスラム教徒の女性が伝統的なイスラム式挨拶の行い方を年の若いボランティアに教えるというものがあった。

Thai Advertising กระทิงแดง redbull spirit

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結果
・2009年6月までに5,000人を超えるボランティアの応募が寄せられた。
・このキャンペーンによりタイ国内ではレッドブルがCSRブランドをリードする企業として認識されるようになった。
プロジェクトのTVCMはコチラ
世界各地で実施されたクリエイティブなCSR活動に関心のある方は下記もご覧ください。
・企業のアイディア溢れるCSR活動(まとめ)
参考サイト
・ MEDIA ASIA
http://www.media.asia/searcharticle/2009_12/CASE-STUDY-Using-CSR-to-build-Red-Bull-in-Thailand/38074

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