消火栓標識を通じて地域防災に貢献 明治安田が仙台市内35カ所に広告看板を設置
消火栓標識株式会社は2025年11月20日(木)、明治安田生命保険相互会社の広告看板を仙台市内35カ所の消火栓標識に設置しました。これは、同市内において最多となる設置数であり、消火栓標識を活用した広告事例としても注目される取り組みです。

消火栓標識が担う地域防災の基盤
「消火栓標識」とは、地下に設置された消火栓の位置を示すための標識で、火災発生時に消防隊員が迅速に消火栓を特定するために欠かせない存在。全国には約12万本の消火栓標識が設置されており、その多くは民間企業によって維持管理されています。
これらの標識は「赤い円形の表示板」の下部に設けられた横長の広告枠から得られる広告収入によって、設置・維持管理費用が賄われる仕組みになっているもの。しかし、広告枠の存在自体の認知度が低く、東京都内では約80%、仙台市では約78%が未利用という状況が続いていました。

広告出稿によって維持管理を支える
仙台市では、消火栓標識2,465本のうち約1,939本が広告未利用の状態にあり、安定した財源確保が課題でした。こうした背景のなか、明治安田生命保険相互会社は、市内35カ所の消火栓標識に広告看板を設置。広告出稿を通じて、標識の維持管理を支えるかたちで地域防災に貢献しています。
消火栓標識は、平常時には駐車禁止の周知などに役立つほか、災害時には迅速な消火活動を支えるインフラです。広告枠の活用が進むことで、標識の適切な管理が継続され、地域全体の防災力向上につながります。

生命保険会社として「いざというときに頼れる存在」であることを掲げる明治安田生命保険相互会社と、災害時に重要な役割を果たす消火栓標識は、高い親和性を持つ組み合わせ。日常的に目に触れる場所に設置されることで、企業の存在を自然に伝えると同時に、防災への取り組みを可視化する広告となっています。
広告を超えた地域貢献型施策として
消火栓標識への広告出稿は、地域インフラの維持に直接寄与する点が特徴。過去には、消火栓標識株式会社が地域密着型のプロスポーツチームと連携し、広告収入を標識の維持管理とチーム運営支援に活用する事例も展開されています(PR EDGEの紹介記事はこちら)。

明治安田生命保険相互会社の今回の取り組みも、企業の広告活動と地域防災を両立させる実践例のひとつといえるでしょう。消火栓標識という身近な存在を通じて、防災意識を高めながら地域を支える広告のあり方が、今後さらに広がっていくことが期待されます。
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