コクヨ、120周年を機にリブランディング ⽇中⽶の監督による短編映画も公開
コクヨ株式会社は、1905年10⽉の創業から120周年を迎えたことを機に、2025年10⽉2⽇(⽊)にリブランディングを実施しました。
コクヨは、1905年10⽉に和式帳簿の表紙を製造する「⿊⽥表紙店」として創業。その後、⽂具、オフィス家具、通販へと事業を拡⼤していきました。新しいロゴのデザインには、好奇⼼あふれる未来に向けたコクヨのありたい姿と⽬指す想いが込められました。K・K・Yの3⽂字が、等間隔の斜めラインで並び揃っています。
この斜めラインは、コクヨの歴史と未来を繋ぐように無限に連なり、どこまでも伸びていきます。さらに、このロゴは並べ⽅と組み合わせ⽅によって、さまざまなパターンで展開していくことができます。世の中と多⾯的に繋がるコクヨならではの事業の広がりと、強くしなやかな可能性を表現したものです。
今回の大幅なリブランディングは創業120周年にあたり、今後は提供価値を国内だけではなくグローバルで貢献していくことを視野にしたもの。ロゴを含むコーポレートアイデンティティーをリニューアルしました。
そして、コクヨ初のコーポレートメッセージを設定。⾃律協働社会の実現を⽬指すコクヨの新しいコーポレートメッセージとして「好奇⼼を⼈⽣に」を据えています。
それにあわせ、コクヨのコーポレートサイトと事業サイトをフルリニューアルし、多岐にわたるコクヨの事業をより分かりやすく、網羅的に、1つのWebサイトで表現しました。
また、コクヨの働きかた・学びかた・暮らしかたのノウハウを発信するオウンドメディア「コクヨマガジン」もオープン。120周年を迎えるコクヨからの未来へのメッセージを込めた、3Dモデルを活⽤しインタラクティブアニメーションで表現したコンテンツも公開しています。
また、リブランディングの象徴として、好奇⼼で⼈と⼈とがつながる場づくりを⽬指す新プロジェクトとなるCURIOCITY構想を始動。学びたい、働きたい、暮らしたいという思いがうまれ、それぞれの好奇⼼がつながり、協働することで社会を良くしていくことを⽬指すものです。
「学びたい」を⽣み出すことに取り組んでいるCampusブランドや、「働きたい」の場づくりとしてTHE CAMPUSやオフィス設計、「暮らしたい」の場づくりとしてTHE CAMPUS FLATS TOGOSHIなど、すでにさまざまな取り組みを開始。今後は⽇本だけでなく、世界でもCURIOCITY構想を拡⼤していくとしています。
そして、「好奇⼼」をテーマにした短編映画「The Curiosity Films(ザ・キュリオシティ・フィルムズ)」として3作品を制作、コクヨ公式YouTubeにて公開しています。短編映画は、世界で活躍する⽇中⽶の監督に依頼、岩井俊⼆監督は『世界地図』、デレク・ツァン監督は『As Written(アズ・リトゥン)』、シュチ・タラティ監督は『Hidden Sun(ヒドゥン・サン)』を制作、それぞれの⽬線で「好奇⼼」を表現しています。
創業120周年にあわせたコクヨの大胆なリブランディング。ロゴやビジュアルはこれまでのブランドイメージを引き継ぎながらも新しい装いに刷新されています。また、これまでの事業展開とともに来る未来を見据えたビジュアルデザインの背景や込められた思いがしっかりと伝わってきます。
さらに、踏み込んだのが「好奇心」をテーマにした短編映画の制作と公開。世界的に活躍する映画監督を起用し、好奇心が人生にもたらすものを多角的に表現しています。コクヨの全力のリブランディング施策には情熱と冷静さが横たわり、見る人の心を揺さぶる施策といえそうです。
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