シャンパンを目と舌で味わう芸術品に 限定エディションのドン ペリニヨン第1弾は村上隆

プレステージ シャンパーニュ ブランド「ドン ペリニヨン」は、現代美術家・村上隆氏とコラボレーションした限定商品を2025年10月1日(水)に発売しました。世界的な7人のクリエイターと展開する新キャンペーン「創造は永遠の旅」の一環であり、ブランドの哲学とアートを結びつけたブランディング施策です。

歴史と創造を結び、哲学でブランドストーリーを紡ぐ

ドン ペリニヨンはこれまでも、アンディ・ウォーホルやカール・ラガーフェルドなど、文化的象徴とのコラボレーションを通じてブランドの世界観を広げてきました。

2025年に始動した「創造は永遠の旅」では、7名のクリエイターがそれぞれの視点からブランドを再解釈し、時間とジャンルを超えた物語を描いています。村上隆氏とのコラボレーションは、その新章幕開けを飾る取り組みです。

ドン ペリニヨンの醸造最高責任者ヴァンサン・シャプロン氏と村上氏は、ともに伝統の継承と革新の追求を重視。村上氏が提唱する「スーパーフラット」は、日本美術を現代的に再構築する理論であり、ブランドの創造哲学と自然に重なるといいます。

本施策は単なるデザインコラボではなく、両者の思想を融合させ、長い時間軸で価値を伝えるブランドストーリーとして設計されています。

デザインと体験でブランド価値を拡張する

ボトルとギフトボックスは、村上氏の花のモチーフと鮮やかな色彩で彩られ、並べると「フローラル・タブロー(花の絵画)」が完成します。従来のブドウ畑の意匠を幻想的な花の世界に置き換えることで、ブランドの象徴をアートとして再解釈しました。

ドン ペリニヨンの「自然を出発点とする哲学」と、村上氏の「人工と自然の境界を曖昧にする世界観」が交差し、シャンパンを“味わうもの”から“鑑賞されるもの”へと引き上げています。


ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2015 村上隆 限定エディション

限定エディションは「ヴィンテージ 2015」と「ロゼ ヴィンテージ 2010」の2種を展開。限定パッケージを通じて、購入者が「歴史と未来、自然とアートの交差点」に立ち会う構造をつくり、商品そのものをブランド体験の中心に据えることで、デザインと体験の両面からブランド価値を拡張しています。


ドン ペリニヨン ロゼ ヴィンテージ 2010 村上隆 限定エディション

長期的なブランディング施策

1668年から続く伝統を背景に、ドン ペリニヨンは完璧なハーモニーの追求を軸にしてブランドを築いてきました。今回のコラボレーションは、その哲学を現代アートという新しい文脈で表現し、ブランドの世界観をさらに広げる取り組みです。

アーティストの思想や美学を取り込み、プロダクトを体験の核に据えることで、単なる販売施策ではなく、長期的な文化的資産としてブランド価値を高めることを目指します。

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