釣りを通じて海洋課題を解決。サステナブルなサプリメント型ルアーが誕生
株式会社TBWA HAKUHODOは、認定NPO法人日本釣り環境保全連盟と共同で、残留ルアー問題と藻場減少という海における2つの課題を解決するサステナブルなルアー「SUPPLEMENT LURE(サプリメントルアー)」を企画・開発。2025年4月24日(木)より、応援購入サイト「Makuake」で先行予約販売を開始しました。
コロナ禍以降、釣りを楽しむ人が増える中、ルアーが根掛かりして海に残される「残留ルアー」の問題が深刻化しています。ルアーのほとんどがプラスチックでできており、残留ルアーが増え続けると、多くのマイクロプラスチックが魚の体内に取り込まれてしまう可能性があります。
さらに近年、磯焼けの拡大によって魚介類の生息地や産卵場所が失われる問題も。豊かな海の生態系を取り戻すためには、藻場の再生が重要です。
これらの課題に対して、TBWA HAKUHODOでは、生分解される成分を主原料とするプラスチックを使用し、外側が溶けると中に含まれた鉄分が海へ流れる仕組みのルアー「SUPPLEMENT LURE」を企画。釣り好きの社員が発案し、日本釣り環境保全連盟に提案したことで製品化が実現しました。
TBWA HAKUHODOでCreative Director/PR Plannerを務める橋本恭輔氏は「環境問題やマイクロプラスチックの問題がこれだけ騒がれている今も、当たり前のように釣り人が海にルアーを落としている現実があります。そこに、可能性があると感じました。50年後、『昔はみんな、海にプラスチックのルアーを落としてたんだよ』なんて、笑って話せる時代をつくりたい。そんな思いから、このチャレンジをはじめようと思っています」とコメント。環境に配慮した釣り具の普及に向け、新たな一歩が踏み出されています。
海にネガティブな影響を与えていたルアーを、海に栄養を届ける「サプリメント」へと転換したCSR施策。ルアーが溶けて鉄分が海へ行き渡る仕組みがひと目で伝わる、サプリメント状のビジュアルも印象的です。今後このルアーが釣りの新しいスタンダードとなれば、環境改善への貢献が期待できる事例でした。
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