一体なぜ? ある日突然ゴーストタウンになった街

フランス生まれの大手スーパーマーケットチェーン・カルフールは、小売業者として商品の販売促進に加えてさまざまな生産者の活動をサポートをしています。

今回トルコで公開されたブランディングキャンペーンでは、同国内にある港町・Ocaklarの持続的な未来を作っていくことの重要性をインパクト抜群なインスタレーションを通じて訴求しました。

経済活動の大半を海産物に頼る港町のOcaklarにとって、漁獲量の減少はとてつもなく大きな痛手です。豊かな海で獲れる新鮮な魚や貝が減ることは、街そのものの存続を危うくします。

それだけでなく、海に廃棄されるプラスチックゴミは年々増えていく――この事象を大きな課題として捉えたカルフールは、Ocaklarの街全体に網や浮きをはじめとしたゴミを配置したのです。

すなわち、このままゴミを捨て続けて環境を改善しないでいるといずれはOcaklar自体がゴーストタウンになるであろうという未来を描きました。

あまりにも不気味で異様な風景となった自分たちの街を見て、そこで働く人はどう思うのか……売り手側のカルフールとして、目先の利益だけでなく持続的な成長を目指してほしいという思いが込められています。

トルコ国内で1200店舗経営し、1万人以上を雇用している大手だからこそ、その国での健全な事業発展を願った力強い事例でした。

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