特別なプレゼントを！　ハンドメイドの素晴らしさを伝えたCM

ハンドメイドやアートを販売するためのマーケットプレイス・Etsyは、まだ日本でこそそこまで知名度は高くないものの欧米圏、特にアメリカでは多くのユーザーを抱えているプラットフォームです。

メルカリやジモティーのハンドメイド版とも言えるEtsyは、出品者側のニーズは明確なものの購買者側のニーズをこれまで強く打ち出してきませんでした。今回公開されたCMでは、主人公の女性の誕生日を祝うという具体的な使用シーンを通じて購買者側のニーズを喚起しました。

“Don’t Celebrate Birthdays（誕生日を適当に祝ってはいけない）”という動画の舞台となるのは、ある女性の誕生日パーティー会場。多くの友人が集まっているのに、特に楽しそうにしている人もいない……そんな微妙な状況の根本的な課題は“主役のことを思ったプレゼントが存在しない”というかなり根深いもの。

ハンドメイド、すなわちオーダーメイドの商品を自由に発注できるEtsyを使えば相手のことを思ったものを作ることができる、というメッセージを描きながら動画は幕を下ろします。好きなデザインのアクセサリーやスナック専用のお皿、ペットの似顔絵を施したパネルまで、カスタマイズを通じて個人の趣向を最大限反映したグッズを最もわかりやすい“誕生日”というタイミングを活用して表現したのです。

ハンドメイドのマーケットプレイスという、供給は多いものの需要があいまいになりがちなサービスだからこそ、そのバランスを取ろうとメッセージを尖らせた王道CMでした。

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