氷像以外に「生きたビフィズス菌粉末」も公開!森永乳業、さっぽろ雪まつりに初出展

森永乳業株式会社は、2025年2月4日(火)から2025年2月11日(火)まで開催される第75回さっぽろ雪まつり「すすきのアイスワールド2025」に初出展します。

この出展では、同社のビフィズス菌キャラクター「ビフィーちゃん」や「ビヒダス ヨーグルト」の氷像、さらには「宣伝部腸」として活動する浅田真央さんのパネルを展示。しかし今回のPR施策で注目したいのは、普段目にすることのない「生きたビフィズス菌粉末」の公開です。

一般的に、ビフィズス菌は食品やサプリメントを通じて摂取する機会が多く、目に見える形で認識することはほとんどありません。今回の展示は、ビフィズス菌の役割や健康効果を消費者に直感的に伝えるユニークな試みといえます。

さっぽろ雪まつりというPRの舞台

さっぽろ雪まつりは、国内外から200万人以上の観光客が訪れる冬の一大イベント。そのため、ここでの出展は企業のブランド認知度を大幅に向上させる貴重な機会となるでしょう。

森永乳業はこの場を活用し、ブランドの視覚的訴求を強めるために氷像を展示。「ビフィーちゃん」や「ビヒダス ヨーグルト」の氷像は来場者の注目を集めるだけでなく、写真撮影の対象となることでSNSでの拡散が期待できそうです。

札幌の冬の風景と共に映える氷像は、観光客が自然と写真を撮りたくなるコンテンツ。こうした写真がSNSに投稿されることで森永乳業のブランドが広がり、「ビフィズス菌=森永乳業」のイメージを強化する効果が見込まれます。

「生きたビフィズス菌粉末」の公開

今回のPR施策でユニークな点は、「生きたビフィズス菌粉末」の公開。通常、ビフィズス菌はヨーグルトやサプリメントとして摂取するものであり、その実態を目にする機会はほとんどありません。しかし、粉末の形で実際に見せることで、ビフィズス菌がどのようなものなのかを具体的にイメージしてもらうことが実現します。

この展示は科学的な側面を取り入れながら、消費者の関心を引きつける要素を持つもの。健康意識の高い層にとっては、ビフィズス菌の役割をより深く理解する機会となり、製品への興味を高めるきっかけにもなるでしょう。また、「目に見える形での展示」というインパクトは、他社の出展内容との差別化要因にもなるはずです。

森永乳業のビフィズス菌研究の歴史とブランド戦略

森永乳業は1960年代からビフィズス菌の研究を本格的に開始し、1969年には乳児由来の「ビフィズス菌 BB536」を発見。その後も研究を続け、現在では「ヒトにすむビフィズス菌に関する臨床研究論文数」で世界トップの実績(※)を誇ります。このように森永乳業はビフィズス菌のパイオニア的な存在として、長年の研究成果を積み上げてきました。

今回の「生きたビフィズス菌粉末」の公開は製品PRにとどまらず、その研究成果を視覚的に示す試みとしても意味を持つもの。来場者に対してビフィズス菌の科学的価値を分かりやすく伝えることでブランドの専門性をアピールし、消費者との信頼関係を強化することが期待されます。

※ ナレッジワイヤ社調べ、2025年 1 月時点(PubMed・医中誌 WEB にて企業による研究論文数で世界一)

企業ブランドの長期的な価値向上につながる施策

森永乳業の第75回さっぽろ雪まつり「すすきのアイスワールド2025」への初出展はブランドPRだけで終わらず、ビフィズス菌の科学的な価値を消費者に伝える試みとしても注目したい施策。

氷像による視覚的な訴求、SNS拡散を意識した展示、「生きたビフィズス菌粉末」の公開による学びの場の提供、浅田真央さんのパネル展示による信頼性向上と、多方面からのアプローチが組み合わさっています。

このような取り組みは消費者の記憶に残りやすく、企業ブランドの長期的な価値向上につながる可能性が高いでしょう。森永乳業の今回の施策はあらゆる要素が含まれた、他企業にとっても参考になる施策でした。

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