福島県双葉町で「異日常体験」ができるホテルが始動!地域の日常に「クエスト」で入り込む

CHOCOLATE Inc.と福島県双葉町を中心に構成する「Draw in FUTABA」は、ホテルの企画・開発・運営を手掛ける株式会社水星と協同で、地域ならではの異日常を体験できる新感覚のホテル「Hotel Quest -浜のでいりぐち-」のトライアルを1月に実施。その様子を収めたコンセプト映像と、インフルエンサーによる体験映像を2025年1月31日(金)に公開しました。

福島県双葉町は、東日本大震災および東京電力福島第一原子力発電所事故の影響で、2022年まで全町避難が続いていた地域。現在、人口は0人から200人ほどまで回復したものの、まだ未活用の土地も多く残っています。双葉町を「これからどんな姿にもなれる町」と捉え、新たな挑戦をしたいクリエイターや民間企業が集まるきっかけをつくることを目的に「Draw in FUTABA」が設立されました。

「Hotel Quest -浜のでいりぐち-」は、Draw in FUTABAが2024年11月に実施したアイデアワークショップで、有名クリエイターたちが考案したアイデアをもとに誕生。 ホープツーリズムとして世界中から多くの人が福島県浜通り地域を訪れる中、”人手が不足しがちな地域の人々”と”普段とは違う体験を求める宿泊者”をマッチングするホテルとして、「熱量の高いローカルの活動に参加する」滞在体験を提供します。

地域住民たちによる様々な活動や催しのお手伝いを「クエスト」という形で用意し、宿泊者は様々なジャンルの「クエスト」の中から体験したいものを選ぶことで、地域の日常に自然と入り込める仕組みになっています。

2025年1月のトライアルでは、地域住民協力のもと、「キウイ畑で開催する古着市を思い出に残したい!」「薬局をDIYして、ライブができるコミュニティスペースをつくりたい!」「文化財の古民家での餅つき大会を、一緒に楽しみたい!」といった3種類のクエストを実施しました。トライアルを経て、今後は段階的な定期実装を進め、最終的には拠点となるホテルを新設し、継続的な事業展開を目指します。

クエストを楽しみつつ、地域のことを多角的に知れる新感覚ホテル。双葉町との関係人口の創出が課題にある中、地域の観光・視察だけでなく「異日常体験」も交えることで、いきなりのボランティア参加や移住にハードルを感じる人でも、自然に地域とのつながりを深めることができそうです。継続的に地域を訪れるきっかけになりそうな施策で、今後の展開にも注目が集まります。

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