TikTok投稿にAIは有効か?その効果を分析する実証実験が大阪文化服装学院でスタート

デザイナーおよびファッション人材を育成する大阪文化服装学院(以降OIF)は、OIFで非常勤講師を務める鈴木秀氏と共同で、TikTokへの動画投稿時にAIを活用した場合とそうでない場合、どちらが数値的に優れた結果になるかを分析する実証実験を開始しました。

実験の背景としては、2021年5月より多くのインフルエンサー育成の実績を持つ鈴木秀氏を特別講師に迎えて、在校生向けにSNS活用の実践型講座「インフルエンサー特別ゼミ」を開講してきたなかで、学生が運用しているTikTokアカウントでは、2年間で5500フォロワー、145万再生を実現するなど、目覚ましい成果を上げてきたことがあります。

そこで、次なるテーマとして、TikTok動画におけるAIの活用に着目。近年、AIはビジネスや教育など、さまざまな分野で活用されており、その有効性が注目されています。AIを活用することでTikTok動画の品質や成果に、どのような影響を与えるかを調査し、SNS投稿における有効なAI活用手法を確立することを目的としています。実証実験は、AIを利用した場合としない場合の2グループにおいて、動画制作にかかる時間やクオリティ、成果物の効果について評価を行います。また、ゼミ学生へのアンケートも実施し、学生たち自身がどちらの方法を好んでいるかについても調査します。鈴木氏が指導する「インフルエンサー特別ゼミ」で運用中のTikTokアカウント「#自分に恋する」を使用して調査する予定となっています。

この実証実験から得られる結果は、今後の教育分野におけるAI活用に関する重要な示唆を与えるものとなることが期待されます。

  • アカウント名:@jibun_koisuru
  • アカウント設立:2021年6月
  • フォロワー:5,506
  • いいね数:1,141,000
  • 再生数: 1,457,227
  • ※2023年4月25日時点の結果

AIの活用や実証実験については、さまざまな分野ですでに始まっていますが、TikTokへの動画投稿というクリエイションに関して、品質や成果にどう影響するのかを調査するという新しくもおもしろいアプローチ。AI技術を排除するのではなく、適切に理解してリスクにも向き合うことで実用性のある活用へと導こうとする取り組みがありました。

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