中島みゆき初出演で話題。サントリー「BOSS」30周年の新テレビCMの制作の経緯を担当者に聞いた
とある惑星からやってきた宇宙人ジョーンズが、さまざまな職業を転々としながら、未知なる惑星・地球を調査する、「BOSS」のテレビCM 「宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズ」。「BOSS」を販売するサントリー食品インターナショナル株式会社は、発売30周年を記念して、中島みゆきさんが初登場する同シリーズの最新作「宇宙人ジョーンズ・禁じられた惑星」篇のオンエアを全国で開始しました。
本作品には役所広司さん、杉咲花さん、神木隆之介さんらお馴染みのメンバーに加え、同テレビCM放送開始以来、5曲もの楽曲が起用され同シリーズに縁の深い存在となっている中島さんが、ジョーンズを地球へ派遣した“宇宙大統領みゆき”役で登場します。
テレビCM「宇宙人ジョーンズ・禁じられた惑星」
https://www.youtube.com/watch?v=V23BTKHSs8g
本CMのテーマもこれまで通り、「なぜこの惑星の住人はこれほどまでに働くのか」ですが、今回は、主人公・ジョーンズを宇宙から地球へ派遣した“宇宙大統領”として中島さんが登場。自身にとって最大の関心事であるこの答えを探るべく、役所さんが経営する町工場に事務員として潜り込みます。
中島さんが、ロッカーの奥の隠し部屋へジョーンズを呼び出し、その答えを尋ねますが、ジョーンズは「わかりません」と答えます。すると、中島さんは「働くの禁止」と言って「働くの停止スイッチ」のボタンを押してしまいます。その瞬間、地球上の至るところで仕事がストップし、やがて人間たちもやる気を無くして動かなくなってしまいます。
それを見たジョーンズは、中島さんから「働くの停止スイッチ」を奪い取り、スイッチを押します。すると、地球上の仕事が動き出し人々にも笑顔が戻ります。
中島さんの「ヘッドライト・テールライト」「ファイト!」それぞれの特徴が異なる楽曲にのせて、仕事のない世界から仕事のある世界の両方を描き、“人が働く意味”について考えさせられる、壮大なSFストーリーに仕上がっている本CM。今回初めて中島さんが起用となった経緯や中島さんの役どころ、また、今回のPR効果などをプロモーションの担当者に聞きました。
ボスシリーズのCMといえば中島みゆきさんの楽曲を連想する人が多いと思いますが、今回が初出演。どのようにして出演が決定したのか教えてください。
中島みゆきさんには、過去ボスのCMの中で5曲もの楽曲を使用させていただき、数々の素敵な楽曲で働く方々の気持ちに寄り添っていただきました。30周年という節目のタイミングで楽曲と共にご本人にご出演いただくことで、より多くの皆様の気持ちに寄り添っていただけるのではと考え、ご出演をお願いさせていただきました。
数多くある中島みゆきさんの楽曲から、今回のCMに「ヘッドライト・テールライト」と「ファイト!」を起用した理由を教えてください。
数多ある中島みゆきさんの楽曲の中でも、特に余韻を感じられるような2曲を選定させていただきました。また、今回のCMでは、働く方々に対して前向きなメッセージを届けたいと考え、応援の意を込めて「ファイト!」を選定させていただきました。
宇宙人ジョーンズを地球へ派遣した“宇宙大統領”という中島みゆきさんの役どころはどのようにして決まったのでしょうか。
地球調査のために宇宙人を派遣できるような印象的なキャラクターとして、「宇宙大統領」という役柄を設定させていただきました。
クリエイターが一番こだわった点や、視聴者に注目してほしい点があれば教えてください。
宇宙人ジョーンズが、宇宙大統領みゆきから「働くの停止スイッチ」を取り戻すシーンの撮影において、中島みゆきさんには、スイッチが取られることに対して本当に抵抗する演技をお願いしています。中島さんの手首に筋が現れるほど必死に抵抗するさまを演技いただいている部分は、ぜひ注目いただければうれしいです。
今回のCMのPR効果、また、視聴者の反応はいかがでしたでしょうか。
中島みゆきさんが約11年ぶりにTVCMにご出演を頂いたことや、野口聡一さんが初めてのCMへの出演ということで、ご出演いただいた方への驚きや喜びの声が多く寄せられました。 また視聴いただいた方からは、実際には起こりえないストーリーでありながらも、働くことについて考えるきっかけになったというお声を頂戴しております。
長く愛され続けているボスシリーズ。今後も新作を楽しみに待つ視聴者に向けてメッセージをお願いします。
暖かいお声を頂くことは担当としても大変励みになります。ありがとうございます。これからも、働く人の相棒BOSSとして、“働く”ということに真摯に向き合い、今の仕事が楽しいなと感じられるときも、少ししんどいなと感じられるときも、そっと働く人の側に居られるように精進してまいります。
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