「何がアートで何がアートではないのか」最新の画像生成AIツールを駆使したドイツの美術展

ドイツの美術館Woods Art Instituteは「何がアートで何がアートではないのか」をコンセプトに、画像生成AIツール「DALL-E 2」によってSNSでトレンド入りしているワードを用いて“リアルタイムに更新される美術展”を開催しました。

 

ピカソの名言「いま存在しないアートは、今後存在し得ることはない」を画面いっぱいに映すところからはじまる施策の説明動画は「アートはいつの時代も、社会的な現象を批判したり、称賛したり、皮肉を効かせたりしてきました」というナレーションとともに、歴史的な名作の数々をテンポよく紹介していきます。

「現代においては、社会的な現象はデータとして蓄積することが可能で、AIの発達により単語1つを画像に変換することもできるようになりました。この2つを組み合わせることで生まれたのが今回の展示“The Art of Trending(社会トレンドに則ったアート)”です」

ソーシャルリスニングを通じて得られたデータを元にDALL-E 2が画像を生成するシンプルにして先進的な展示会は、“この世で最もコンテンポラリーな美術展”として発表され、その展示内容はWoods Art Museum館内だけでなく周辺のDOOHにも掲載することで通行人の興味を引くことを狙いました。

施策の発表にあたり、Woods Art Instituteの責任者Rik Reinkingは「何がアートで何がアートでないのか。この展示がアートの定義と、自らの価値観を定義するきっかけとなれば幸いです」とコメントしており、最新技術によって実現した企画展は、アートに関わる人々の価値観を揺さぶる存在になることが期待されています。

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