【Pick of the week】今週の国内事例ピックアップ 11/19

直近でリリースされたもの・話題になったもの等、日本国内のPR事例・クリエイティブ事例を独自にピックアップしてご紹介する「Pick of the week」。

今回は、ビーケージャパンホールディングス、NPO法人 Silent Voice、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン、NOD、三省堂の事例をご紹介(※内容はリリース時の情報に基づくものです)。

1: 店舗近隣のお部屋探しができる物件情報サイト(ビーケージャパンホールディングス)

「BK TOWN ROOM」特設サイト

ビーケージャパンホールディングスは、11月17日(火)より、エイブルとコラボレーションしたバーガーキングのご近所物件情報サイト「BK TOWN ROOM supported by エイブル」をスタート。

「BK TOWN ROOM」は、バーガーキングとエイブルのコラボレーションで実現した、東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪のバーガーキング店舗近隣の部屋探しのための物件情報サイト。「店舗が近くに無い」の声や「近くにお店を作って欲しい」などの新規出店の要望が多くあったというバーガーキング。要望について社内で会議を重ねた結果、お客様にバーガーキングのお店の近くに引っ越してもらうことで解決できないだろうかと考え、今回の企画の実施に至ったという。

2: マスク着用による聴覚障害者のコミュニケーションの難しさを体験できるイベント(NPO法人 Silent Voice)

NPO法人 Silent Voiceと株式会社人間は共同で聴覚障害者の実話をきっかけに生まれた聞こえないコンビニ「爆音コンビニ DEAF-MART(デフマート)」を12月4日(金)、東京都板橋区に1日限定でオープン。

「爆音コンビニ DEAF-MART」は、クラブさながらの大音量でBGMが鳴りひびくコンビニで買い物を行い、声が聞こえない環境下でのコミュニケーションを体験するというイベント。コロナ禍でのマスクの着用が、口の動きや顔の表情を見ながら相手の言いたいことを読み取る聴覚障害者にとって、大きな壁となっている問題を広く知ってもらい、解決策を一緒に考えるきっかけとなることを目的に、本イベントを企画したという。

3: 低出生体重児のママたちに「おめでとう」を届けたいWeb限定ムービー公開(プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン)

プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパンは、低出生体重児とその家族を支援する「ちいさな奇跡に、いちばんの贈り物を」キャンペーンの一環として、世界早産児デーとなる11月17日(火)に、パンパ―ス公式YouTubeチャンネルにて、Web限定ムービー『すべての奇跡に、おめでとう。』を公開。

さらに、パンパース公式Twitterにて、1リツイートにつき10円が、低出生体重児の疾患リスク低減や、十分量の母乳が出ないママのためにドナーミルクを届けている「一般社団法人 日本母乳バンク協会」に寄付されるキャンペーンを開始。

ムービーは、「低出生体重児のママたちの中には、出産直後に周りから『おめでとう』を言ってもらえなかったという方も少なくありません。」というNICUの医師・看護師からの言葉をきっかけに制作がスタート。赤ちゃんとママを心配する周囲の人々と、みんなに気を遣わせたくないというママの間でのやさしいすれ違いをなくし、出産を乗り越えたママ、生まれてきたすべての奇跡に「おめでとう」を届けたいという思いのもと、低出生体重児のママ・パパ11組のインタビューを行い、ママやパパの心に寄り添うとともに、日々低出生体重児やそのご家族に接している医療従事者の意見も伺いながら本ムービーを制作した。

4: 日本橋を舞台に7人の作家が描く小説「或るところに、」公開(NOD)

「或るところに、」サイト

建築マネジメント事業・空間プロデュース事業を行うNODは、三井不動産株式会社が所有する1棟ビルと空き地を活用し、日本橋の新しい食文化や人々の繋がりを育む場をつくるプロジェクト「GROWND -nihonbashi- 」による特別コンテンツ「或るところに、」を公開。

「リアルな場」から生み出される新しい価値の届け方として、その場を舞台にした「空想」をコンテンツ化する「場の小説」 を企画。日本橋の街や活用されるビルを舞台に、7人の作家が執筆した小説を順次公開する。作家として、カツセマサヒコ、古性のち、赤澤える、あかしゆか、すみた たかひろ、イトウハルヒ、陳暁 夏代が参加した。

小説は二編で構成されており、後編は12月にオープンする店舗にて読むことが可能となっている。先行チケットなどを販売しているクラウドファンディングでは、今回執筆された『或るところに、』全小説セットをリターンとして提供。

5:言葉を考えるきっかけを与える、今年を切り取った新聞広告(三省堂)

三省堂は、9年ぶりの改訂となる『新明解国語辞典 第八版』の全国一斉発売に向け、「言葉の深さ・面白さを、もっと多くの人に知ってもらうこと」「言葉について一緒に考えてもらうこと」を目的に、“考える辞書” としてTwitterや交通広告、新聞広告を通じて情報発信を行った。

『新明解国語辞典 第八版』の発売日である11月19日(木)には、新聞広告にて、「世の中」「分断」「愛」の三つの言葉を並べた広告を掲載。新型コロナウイルス感染拡大をきっかけに従来の価値観が大きく揺らぎ、世の中の分断に見られる自己利益を重んじる価値観と、SDGsやダイバーシティーといった言葉の広がりに象徴される全体最適を目指す価値観とで、価値観の振り子が大きく揺れる一年となった2020年だからこそ、「世の中」「分断」「愛」の言葉について一緒に考えていこうというメッセージを込めたという。

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