【Pick of the week】今週の国内事例ピックアップ 11/6
直近でリリースされたもの・話題になったもの等、日本国内のPR事例・クリエイティブ事例を独自にピックアップしてご紹介する「Pick of the week」。
今回は、染めQテクノロジィ、H&M、串カツ田中、そごう・西武、角川文化振興財団の事例をご紹介(※内容はリリース時の情報に基づくものです)。
1: 大切な人・場所をウイルスの脅威から守りたい『守らねばプロジェクト』(染めQテクノロジィ)
技術開発研究所の染めQテクノロジィは、「大切な人・場所をウイルスの脅威から守りたい」という想いを込めた「守らねばプロジェクト」を11月4日(水)より始動し、特設サイトをオープン。
同日より「『#守らねば』プロジェクト 学校篇」を開始。ウイルスの感染予防のために、毎日除菌活動をする先生方の負担を減らし、学校をウイルスの脅威から守るべく、「除菌活動で、こんなことに困っている」「こんな思い出があるから守りたい」「子どもたちに思いっきり部活してほしい」など、学校にまつわる大切な場所や大切な人を守りたい想いを、Twitterにて募集。
応募者の中から、最も熱い想いを伝えてくれた方の守りたい学校へ染めQの抗菌施工隊が出向き、学校の抗菌施工を行う。さらに、10校に独自の “ナノ密着技術” によって抗菌成分を長期間定着させることが可能な「ウイルス増殖環境消滅」を学校の広さに合わせ、数ケースを進呈、抽選で100名に「ウイルス増殖環境消滅」をプレゼントする。
2: エアークローゼットとのコラボでスタイリングアドバイスを提供(H&M)
H&Mは、エアークローゼットが運営する遠隔パーソナルスタイリングサービス『airCloset Talk(エアクロトーク)』とコラボレーションし、プロのスタイリストがオンラインでスタイリングのアドバイスを提供する「スタイリング・アドバイス・サービス」を、H&Mのロイヤリティプログラム「H&Mメンバー」会員限定で開催。
『airCloset Talk』は、自宅からZoomを介してスタイリストに1対1で様々なファッションの相談ができるサービス。「自宅にある洋服をどのようにコーディネートすれば良いかわからない」「着こなしがワンパターンになってしまう」「今年らしく着こなせるようになりたい」など顧客の様々な悩みや要望にプロのスタイリストが応える。手持ちの洋服に今シーズン加えたい新たなアイテムも、プロ目線でコーディネートを提案する。
H&Mでは、サステナブルなファッションの未来を目指し、顧客も参加できるサステナビリティに関する様々な取り組みを実施。洋服をシェアリングすることで、1着1着の洋服が無駄に捨てられることなく、着たいと思ってくれる人の手から手に渡り大切にされることで循環型の持続可能なサービスでありたいというエアークローゼットの想いに共感し、今回のコラボレーションが実現したという。
3: 全国の看板を1ヵ月間「串カツ○○」に変更できる権利を公募(串カツ田中)
クラウドファンディングプロジェクト第2弾「ネーミングライツ」公募
串カツ田中は、全国約270店舗の串カツ田中の看板を1ヵ月間、広告として使用できる権利「ネーミングライツ」の公募を11月2日(月)よりCAMPFIREにて開始。串カツ田中は、串カツで一人でも多くの笑顔を生み出すことができないか、何か社会貢献できることはないか、そんな思いを込めネーミングライツの取り組みを決定。新型コロナウイルス感染拡大の影響から再び立ち上がる機会になると期待し、顧客を含む世の中が明るくなるようなリターンを用意したという。
支援者にとっては、大きな宣伝効果や販売促進効果になる機会となり、店舗の看板を変えることの他に、限定キャンペーンやメニューの販売などの企画も可能。
4: ポジティブでニューノーマルなクリスマスの過ごし方を提案(そごう・西武)
「STAY POSITIVE for CHRISTMAS」特設サイト
そごう・西武は、今年のクリスマスのテーマを「STAY POSITIVE for CHRISTMAS」とし、コロナ禍のため大人数で集まれないなど、昨年までとは過ごし方が大きく変わるクリスマスのあり方を提案。アーティストの「クリストファー・デビッド・ライアン」と協業で誕生したオリジナルキャラクター「ポジティブマスター」がニューノーマルなクリスマスの過ごし方やプレゼント選びを提案する。
ポジティブなクリスマスの過ごし方を店内のポスターなどで10のシーンとして提案し、静止画では表現しきれない内容は動画を作成し、特設サイト上やSNSにアップ。店頭でのクリスマス装飾では、ポジティブマスターが離れていてもつながっているクリスマスを表現する。
さらに、事務的な表現になりがちな新型コロナウイルス感染予防の取り組みについても店頭での表示の他、顧客への案内チラシなど「ポジティブマスター」が楽しくお知らせする内容となっている。消毒液もオリジナルのBOXで子供も消毒をしたくなるようなデザインにしたという。特設サイトでは、離れた大切な人にもデジタルグリーティングカードを作成できるサービスも実施。
5: アナログとデジタルの融合による本の楽しみ方を提案(角川文化振興財団)
角川文化振興財団は、KADOKAWAと埼玉県所沢市が、みどり・文化・産業が調和した地域づくりを共同で進めるプロジェクト「COOL JAPAN FOREST構想」の拠点施設として11月6日(金)にグランドオープンする「ところざわサクラタウン」内、「角川武蔵野ミュージアム」にて、グランドオープン直前の11月4日(水)、ほぼ開館準備の整った当施設のメディア内覧会を行った。
高さ約8メートル、360度本棚に囲まれた「本棚劇場」をはじめ、松岡正剛館長が手掛ける「エディットタウン」、「米谷健+ジュリア展」、1階グランドギャラリーで大々的に開催される「荒俣宏の妖怪伏魔殿2020」、武蔵野地域の魅力を発信する5階の「武蔵野ギャラリー&武蔵野回廊」など、図書、美術、博物がまぜまぜになった、複合文化ミュージアムの内部空間すべてが公開された。本棚劇場の見どころである、3台のプロジェクターを使って8mの本棚に投影されるプロジェクションマッピングも初披露。今後も「本と遊ぶ、本と交わる」をテーマに、アナログとデジタルの融合による多彩な実験的演出が予定されている。
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