環境問題を訴える“はらぺこくじら”の悲しいストーリー

Case:The Very Hungry Whale|#SaveOurOceans

2019年12月、マッコウクジラの死骸がスコットランドのアウターヘブリディーズのビーチで発見されました。見つかったクジラの胃の中には、釣りの網やロープ、プラスチックのカップなど100kgのゴミが見つかったといいます。

そんななか、イギリスのクリエイティブエージェンシー・Havasがクジラにまつわる物語を作成。有名なエリック・カールの絵本「はらぺこあおむし」のパロディとして、「はらぺこくじら」の物語を公開しました。

お馴染みの「はらぺこあおむし」では、最後にはあおむしが綺麗な蝶になるというハッピーエンドを迎えますが、「はらぺこくじら」はハッピーエンドではありません。
“月曜日にはビニール袋を1枚食べ、火曜日にはプラスチックカップを2つ食べ、水曜日にはロープを3本食べ…”といった具合に、ゴミを次々に食べ、最後には死んでしまうという悲しいストーリーになっています。

あえて心温まる絵本を引用することで、環境問題の深刻さを浮き彫りにした取り組みでした。

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