【Pick of the week】今週の国内事例ピックアップ 11/15

直近でリリースされたもの・話題になったもの等、日本国内のクリエイティブ・キャンペーン事例をAdGang目線で独自にピックアップしてご紹介する「Pick of the week」。

今回は、ネスレ日本、横浜市医療局、西友、上天草市、沼津市の事例をご紹介。

1: 自宅やオフィスからスターバックス店舗につながるデジタル体験(ネスレ日本)

スターバックスの窓

ネスレ日本は、自宅やオフィスからスターバックスの店舗につながる体験ができるデジタルコンテンツ「スターバックスの窓」を11月8日(金)からWeb上で公開。11月26日(火)からは、東京・丸の内の商業施設「KITTE」1階アトリウムで、「スターバックスの窓」を体験できるイベントを開催。

本コンテンツは、スマートフォンから専用のQRコードへアクセス、もしくは公式YouTubeおよびTwitterアカウントより、「スターバックス コーヒー」の富山環水公園店、京都宇治平等院表参道店、神戸メリケンパーク店など実在する人気の店舗の店内の雰囲気をアニメーションや音楽で楽しむことができるというもの。また、「リラックス」「気分転換」など 6種類の選択肢から「今の気分」を選ぶと、「今の気分」にぴったりのスターバックス家庭用コーヒー製品がおすすめされるというもの。

2: TikTokで子ども世代から親世代への乳がんのチェックを啓発(横浜市医療局)

横浜市が取り組む「医療の視点」プロジェクトは、TikTokと自治体としては全国初の連携協定を締結。10月の「乳がん月間」に合わせ「#胸キュンチェック」と題した乳がん啓発を、第1弾の取組として9月下旬より実施。TikTokを通じて、子ども世代からその親の世代にメッセージを伝えるきっかけづくりを目的とした結果、約1か月間で1,090本の動画が投稿され、その総視聴回数は9,450万回を数えたという。

3: 80%の園児が支持した野菜料理とは?検証の様子を収録(西友)

KIDS LOVE VEGETABLES

西友は、野菜嫌いの子どもを持つ忙しい親を支援するため、『KIDS LOVE VEGETABLES』プロジェクトを11月5日(火)より開始。

同プロジェクトでは、独自に開発した野菜料理を実際に100人超の幼稚園児たちに試食してもらい、80%以上の支持を受ける野菜料理はどれかを検証。その結果、5品の野菜料理が80%以上のこどもに「おいしい」と認定。レシピ開発から実際の判定の様子を収めたドキュメンタリー動画『80%のこどもが認めた野菜料理 西友 KIDS LOVE VEGETABLES』を公開したところ、3日間で60万回の再生回数を突破。この反響を受け、店舗の店頭で実際に1,000人の子どもに同社オリジナルの野菜料理を試食してもらい、80%以上のお墨付きを目指すという。

なお、日本人の野菜摂取量が年々減少する中、同社による意識調査でも、こどもの9割が野菜嫌いで、こどもに野菜を食べさせることをあきらめてしまう親が96%もいることが分かっている。

4: 走る・飛ぶ・登るパルクールアクションで観光地をPR(上天草市)

熊本県上天草市は、観光ブランドコンセプト「ナナメ上↗上天草」のプロモーションを目的として、パルクールアクションを使ったプロモーション動画を公開。若者の間で人気沸騰中のパルクールアクションを採用することで、上天草市の観光地としての認知向上やファンづくりを目指すという。

パルクールは走る・飛ぶ・登るという移動動作に重点を置いたアクションで、障害物を身体能力だけで滑らかに素早く通り抜けていく、まるで現代の忍者のような動きが特徴だ。上天草の自然景勝地や観光名所を舞台として、現代によみがえった天草四郎と一人の旅人がパルクールアクションを交えて駆け回る、スピード感あふれる動画となっている。

動画に登場する天草四郎に扮した朝倉聖さんは、10月にドイツで行われた世界大会で優勝に輝いた日本パルクール界のエース。

5: 探検隊風パロディー動画で”深海魚のまち”の魅力発信(沼津市)

静岡県沼津市では古くから深海魚漁が盛んに行われており、深海魚料理が食されるなど「深海魚のまち」として知られてきた背景があり、こうした深海魚の魅力を首都圏にさらにアピールするため、11月1日(金)に動画を公開。

この動画は、昔懐かしいパロディー風の演出が施されている。調査隊が深海魚の謎を解き明かしていくなかで、深海魚の奥深い魅力に気が付いていくというストーリー仕立てで、深海魚の迫力あるビジュアル・特徴的な効果音・隊員たちのコミカルな演技等、攻めの姿勢でユーモアあふれる表現に注目だ。

また、制作には深海魚漁を行うトロール船、深海魚料理を提供する地元飲食店、「沼津港深海水族館・シーラカンス・ミュージアム」などの施設、地元の子どもたちや市役所職員、地域おこし協力隊などが協力し、地域が一体となった撮影が実現した。

 

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