人口の4倍のリーチを達成! “10代のSNSへの向き合い方”に課題提起する、北欧保険会社のTシャツ施策

Case: #ImPerfect

スウェーデンでは、10代がSNSに触れることによる低い自己評価・不安・落ち込みが問題になっているといいます。とある調査によると…“10代はSNSに1日平均5時間接触”しており、それを通じて“女子の内30%は落ち込み、50%は自分の体が嫌になってしまう”とのこと。

そんな中、同国の保険会社・Länsförsäkringarは“10代が心身ともに健康に育つように”という思いを込めた啓発施策を実施しました。

Länsförsäkringar (insurance company) – #ImPerfect case study from Stendahls on Vimeo.

その施策の舞台は、数々のモデルやセレブリティが集うイベント「ELLE GALAN」。

このイベントに合わせてTシャツを製作。表面にはイラストと「(SNSで認められたいという)ノルマを変えよう」というコピー、背面には「ノルマを変えよう。承認欲求のために自分のありのままを変えないで」というコピーが記載されています。

またコピーは、着用してセルフィーを撮った時に文字が正しい向きに見えるように、あえて逆さに表記されています。

こちらをモデル・インフルエンサー・スタイリストらに着用を依頼。さらに、自分で切ったりすることでTシャツの形を変え「不完全性」を表現してもらいます。そしてランウェイを歩いてもらったり、SNSに投稿してもらうなど情報発信に協力してもらいました。

このTシャツについてテレビなどのメディアでは、「メンタルの病気を防ぐことについて学ぶことを、新しい学校の教科にすべきだ」などと“10代のSNSへの向き合い方”に対するケアの必要性が話題にのぼりました。

本プロジェクトのオーガニックリーチはスウェーデンの人口の約4倍となる4,000万リーチを達成。多くの観客が目にするモデルやインフルエンサーの力を生かし、彼ら・彼女らに着用してもらうことでリアル・ネット両方での話題化に成功したソーシャルキャンペーンでした。

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