Googleストリートビューで看板を差し替え!ジャーナリストの“表現の自由”を訴えるプロジェクト

Case: Billboards Beyond Borders

世界では政府の検閲により、2017年だけで65人のジャーナリストが殺害され、326人が捕まったといいます。それらの現状を鑑み、彼らジャーナリストの声と“表現の自由”の権利を主張する新たなプロジェクトがスウェーデンのReporters Without Bordersが始めました。

新たなプロジェクトの名はBillboards Beyond Borders。
今回、Googleストリートビューで表示される“街中にある看板”に書かれているメッセージを、“抑圧されたジャーナリストが伝えた言葉”に差し替えるという方法を取りました。

“看板”の差し替えには、ストリートビュー内に画像を追加できるツール・360 spheresを使用しています。

検閲の厳しい国において実際に広告を出してメッセージを訴えることは困難をきわめますが、インターネット上であれば速やかにメッセージを届けられるという思惑から着想されました。

ストリートビューにおいて、ロシア・モスクワ、アメリカ・ニューヨーク、トルコ・イスタンブール、タイ・バンコク、インド・バンガロール、ジンバブエ・ハレ、マルタ・セントジュリアンズといった都市の看板広告を選定して、“ジャーナリストの言葉”が描かれた画像をアップしたといいます。

しかしこの施策はGoogleより「Googleマップの規約に反している」として削除の連絡を受けてしまうことに。具体的にどの規約に違反しているかは明かされていないようですが「意図的な偽のコンテンツ」という項目に当てはまっている可能性が高いようです。

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