ミレニアル世代に“ある病”の真実を知ってもらうには? Instagramの「ブーメラン」に着想を得た啓蒙アイディア

Case: Not a Boomerang

インドの広告専門学校生による、Instagram Storiesのブーメラン機能を応用したパーキンソン病の理解促進アイディアをご紹介。企画タイトルは「Not a Boomerang」。

コンセプトムービーによると、200年前、ジェームズ・パーキンソンによる初めての症例報告以来パーキンソン病には多くの人が苦しんできたにも関わらず、多くのミレニアル世代は「パーキンソン病は過去の人の病気である」と認識しているといいます。

そんなミレニアル世代に向けて、パーキンソン病の理解・啓蒙をするために考案した動画コンテンツが、患者の症状の様子を映したInstagram Storiesを配信すること。

ここでポイントだったのが、Instagramにおいて“同じ動きを繰り返す”動画は、ブーメラン機能(=最初に通常再生され、そのあとに逆再生されるループ動画)によるものとして広く活用されていますが、今回のコンテンツは、ブーメラン機能によるものではなく、パーキンソン病患者の身に実際に起こっていること…つまり「Not a Boomerang」と題して啓蒙しようとしたのです。

Storiesをスワイプすると寄付ページや詳細情報へと遷移されるような構成が考えられていました。ミレニアル世代に浸透しているInstagram storiesのブーメランに着想を得たユニークなアイディアでした。

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